
長編
コピペ 一家全滅した話
匿名 14時間前
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俺はその光景が未だに忘れられない。
姉は即入院し、それから再度自殺した。
姉の葬儀が終わってから父は会社をやめた。
会社は父に結構な額の退職金を支払ってくれた。
父は日中ボーゼンとしていた。
俺や弟が半仕掛けてもうん……うん……しか言わなかった。
近所のおばさんたちもすごく協力してくれて、夕ごはんをくれたりした。
あるとき俺が学校から帰ると、父が仏壇の前で突っ伏していた。
酒を飲んでいるようだった。
俺はすごく悲しくなってしまって、父の背中にしがみついて泣いた。
おんおん泣いた。
俺はあまり泣いたりするような子どもではなかったので、すこし父が驚いていた。
そしてごめんなあ、ごめんなあ、といって一緒に泣いた。
警察からの捜査の進展に関する話しなどもなかった。
俺は高校に入学した。弟は中学生になった。
父は自分の前職での技能を生かし、在宅で仕事を始めた。仕事は前の会社がたくさんくれた。
家の家事は全部自分がやった。弟には勉強をして欲しかった。
部活をして欲しかった。そのへんの中学生と同じような生活をして欲しかった。
しかしそうはいかなかった。
弟は学校帰りに車に轢かれて死んだ。車と壁に挟まれて死んだ。
運転手は若い男で、最初は脇見運転だったと供述していたが、後に大金をつまれて頼まれた、と自白した。
そうしてその男に依頼した女、例の勧誘おばさんにたどり着く。
勧誘おばさんは逮捕された。理由はあたしの言うことを聞かなかった一家が憎い、との事だった。
しかし不審な点がいくつもあった。
まずその勧誘おばさんはすでにある宗教に入っているわけではなかった。
つまり、一人で、自分の作った宗教の勧誘を行なっていた。
うちに空き巣を働いたのもこのおばさん。
となると話がこじれてくる。大量の足跡はおばさん以外に誰が。
おばさんは警察の尋問をのらりくらりとかわし、この話の真相を語らなかった。
身分を証明するものを何一つ持っていなかった。
背景は何もわからなかった。
ただ金を沢山持っているが、その資金の元もわからなかった。
なにもわからなかったんだよ。
無念だった。怒りしか無かった。
おばさんは拘留期間中に死んだ。心筋梗塞だったらしい。
父は引越しを提案した。俺もそうしたいと思った。
家には楽しい思い出よりも、悲しい思い出のほうが圧倒的に多かったから。
事件が事件
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chat_bubble コメント(15件)
- 怖すぎる…結局人間が1番怖いよ…くー
- 似た話は現実にあるから怖い。 これは本当の話かもしれない。 コピペだから投稿者も実際を知らない のだよね。じゅんのすけ
- 宗教勧誘者には罰金1000万以上取るべき真実を知る者
- この話が本当なら、私は、直接あなたからお聞きしたい!まみ
- お煎餅の宗教かと思ったらどうやら違いそうやね名無し
- 邪教BBAは無間地獄行き決定だなNanoarchaeum
- 何処かで読んだことあります 幽霊とかより怖い話しだと思うまゆ
- あまりにも重い・・ こんな一家は存在しなかったと思いたい菜々氏
- ババアうぜえ、
- 辛い...大変だっただろうね..お祓いに行くべき。はぁと