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中2の春①(下りの電車でプチ旅行)

もうすぐ中学2年生になる春休み。
その日、俺は午前中に塾の中2対象学力テストがあった。
試験は英数国3科目で午後は何もなく、俺たちは模試会場から駅に向かって歩いていた。
帰り道、同じ中学の同級生の奏美(かなみ/仮名)と話しながら歩いていた。
奏美は違う小学校出身だが、中学で同じクラスになり塾も一緒で仲良くなった女の子だ。
奏美とは付き合っている訳ではなかったが、2人で話すことは割と多かった。
奏美は真っ直ぐなセミロング黒髪に奥二重の丸い顔の可愛らしい子だった。
学校の制服姿ではいつも一本結びにしている奏美が、私服姿で髪をおろしている姿が想像以上に可愛く、奏美と一緒にいながら嬉しく感じていた。
俺は奏美のお洒落な私服や胸の膨らみを見ながらドキドキしていた。
まだ告白していないが、俺は奏美に好意を持っていた。
そして駅までたどり着いたとき、俺はふと思いついた。
「○○(苗字)さん、下りの電車に乗ってみない?電車賃は俺が出すから。」
「え、でもいいの?」
「大丈夫だよ。どっか桜の綺麗なところでも行きたいなって。」
そう言って、俺は奏美のICカードにチャージする分を渡した。
「あ、うん。ありがとね。楽しそう!」
そして反対側のホームに行き、下りの電車を待つ俺たち。
上りホームにいる同じ中学の友達は
(何であいつら反対側のホームにいるんだ?デートか?)
みたいな雰囲気でニヤニヤして見ていた。
そして、下りの急行電車が来た。
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