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次は〜おまえだ〜、おまえだ〜

平日の夕方、東京から少し離れた近郊電車に乗っていたときのこと。
外は暗く通勤や通学帰りの乗客が数人乗っていた。
俺の近くの正面には、20代くらいの若い女性が座ってスマホを見ていた。
何の変哲もない光景だが、女性のスーツには業務用の名札がついていて、「石原」と書かれていた。
「この人石原っていうんだ」と思いながらも特に気にしなかった。
しばらく電車に乗っていると、
「次は、石原ぁ〜石原です。」
と放送が流れた。
すると女性は立ち上がり荷物を手に取ってドアの前にきた。
電車が石原駅につくと、女性は下りていった。
俺は「石原さんが石原駅で降りるんだ」と一人でニヤニヤしていた。
またしばらく電車に乗っていると、
「次は、永田ぁ、永田ぁ。」
すると、部活帰りのような男子高校生が立ち上がった。
俺はもしやと思いながらも男子高校生のジャージを見るとそこには「永田」と書いてあった。
まさかねww
そのあと、電車に乗っていると乗客が次々に下りていき車内に乗客は俺1人だけだった。
そして、放送が流れた。
「次は、お前だぁ!!お前だぁ!」
俺はブルブル震えながら電車に乗っていて、次の駅につくと逃げるように車内から出た。
運転士さんは不思議そうに俺を見ていた。
そして駅前からスマホで家に電話をした。
「悪いけど、ちょっとこわいことがあってさ。今から車で迎えにきてくんね?」
母は怪訝な声で、
「今、どこ?」
「えっと、駅なんだよ。駅名は・・⁉︎」
俺は、通話しながら駅名を見て凍りついた。
そこには「おまえだ」と書かれていた。
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