
長編
かえるのうた コピペ
匿名 2日前
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ところから車で3時間ほどかかります。
道中はのんびりと会話しながら、どんな行事なんだろうとわくわくしていました。
しばらくして景色が変わってきた頃、先輩がこんな事を言いました。
「昨日、雨降ったよね。」
言葉のとおり、前日の29日は深夜まで雨が降っていました。
流れを切っての発言というわけでもなかったですし、何でもない話題なんですが、どこかに違和感があるような…そんな感じがしました。
「降りましたね。今日は止んでてよかったですよね。行事は雨が降っててもだいじょぶなんですか?」
「一応は平気。昨夜は予定どおり行われたよ。実はさぁ、あたし昨日から帰ってたからもう大変だったのよ。
会社からそのまま実家向かって夜中にそれやって終わったらまたこっち戻ってきてあんた迎えに行って…。今すっごい眠い。」
そう言って大欠伸する先輩には、先ほど感じた妙な違和感はありませんでした。
そうしてまた何でもない会話をしながら進んでいき、やがて目的地に到着します。
ちょうど12時になるぐらいの時間だったと思います。
車を降り、先輩の実家の方へ目をやった瞬間、ぎょっとしました。
先輩の実家は古いお屋敷みたいな広々とした家だったんですが、家の前の庭に水溜まりがありました。
鯉を飼ってる池のような大きさのです。
自然に出来るものでもそれぐらい大きくなるのかもしれませんが、そこにあったのはどう見ても不自然なものに思えました。
泥水をはった風呂場のような、そんな感じだったのです。
これは一体…と戸惑っていると、「これも行事に関係してるのよ~とりあえず落ちないように気を付けてね。結構深いから。」と言われ、
不思議に思いながらもひとまず家の中へ案内してもらいました。
中へ入ると、奥から女の人が駆け寄ってきました。
「遅かったね。あっ、この子がお客さん?」
先輩はそうだよと答えながら私の方を向き、その女の人が母の姉だと教えてくれました。
私が挨拶を済ませると、昼食が出来てるからと奥の方に案内され、お昼をごちそうになりました。
食後には居間にいた先輩の父とも挨拶を交わし、先輩が昔使っていた2階の部屋に案内されました。
部屋に入って一息つき、ふと窓から外を眺めるとある事に気付きました。
隣近所の家が何軒か見えるのですが、庭に大きな穴のある家がいくつかありました。
水溜まりではなく、ぽっかりと大きな穴があいているのです。
気になって先輩に聞くと
「あぁ、
後日談:
- https://fumibako.com/kowai/story/3/2812.html
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