
長編
コノキニノボリシモノノロイアリ コピペ
匿名 3日前
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の始まりだった。
噂が広がった後は大変で、珍走団は集まるし、子供が消えたとか騒ぎになるし、
でも四次元の木に行った事のある珍走団の友達に聞いた話では、
何を投げつけても消える事は無かったって。
その友達は先週も行っていて、「フェンスを壊したから今なら入れる」って言っていて、
刺激を求めていた俺は、懲りずに行く事にしたんだ。
仲間を集めて出発しようとした時、
「僕もいくぞー、僕も、僕も僕も」
なんと、ヨッシー!
ヨッシーに教えたのは誰?
痴呆を連れていってもお荷物。
けれどヨッシーは俺のバイクに跨って離れない。
「嫌だ嫌だ、僕も、僕もへへへ」
ヨッシーには誰も連絡をしていないという。
どうして知ったのだろう?仕方なくニケツで連れて行く事にした。
珍走団の友達の言った通り、フェンスは壊れていた。四次元の木は直ぐに分かった。
しめ縄がしてあって酒が置かれていたから。
「なんの変哲もないな…」
そう言って、仲間の一人が木の枝を軽く投げた。
バシッ!
枝は虚しく地面に落ちた。
「なんだ嘘かよ…」
何故か、この行為を見たヨッシーの落ち着きがなくなった。
「ダメだよ、ダメだよ、怒られるよ。あのオジサンに怒られるよ」
ヨッシーは大声で暴れている。山奥とはいえ、夜の10時、警察が来ては面倒だ。
「ヨッシー、うるさいよ!静かにしろよ!もーなんでこんな身障連れてきたんだよ!くそ!」
俺は連れてきた事を後悔した。
ヨッシーを見ると騒ぐ一方で、苛立ちが増大してしまった。
みんなに悪いような気がして、冗談のつもりである提案をしてみた。
「ヨッシーを木に押し付けてしまおうか?うるさいから四次元に葬ってやろうか?」
軽い冗談だ。
けれど…
「おー!いいね!こんなお荷物は四次元に葬ってしまおう!」
「どうせ生きていても役に立たないよ葬ってしまおう!」
やんややんやの大騒ぎ。
ヨッシーコールまで起きてしまっている。
ヨッシー、ヨッシー、ヨッシー、ヨッシー、ヨッシー、ヨッシー、ヨッシー、ヨッシー
四次元なんて嘘なんだし、ヨッシーをビビらせておとなしくさせるだけだ。
俺もテンションが上がってしまって、ヨッシーの腕を掴んだ。
「嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、オジサンがオジサンが…僕嫌だよ」
オジサン等と訳のわからんヨッシーに怒りさえ感じて、腕を力強く掴んだ。
反対の腕を友達が掴んだ。引きずるように木に向かって歩いていった。
ヨッシー、ヨッ
後日談:
- https://fumibako.com/kowai/story/1/1000.html 長い
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