
長編
コノキニノボリシモノノロイアリ コピペ
匿名 2日前
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サン怒ってたぞ?」
「ヨッシー、オジサンって誰なんだよ?え?オジサンって?頼むよ、答えろよ!」
俺は何故か半泣きになってヨッシーを揺さ振った。
「えへへ、えへへ」
ヨッシーは答えない。
お母さんの話を聞くと、一時間位前に二階でドスンドスンと大きな音がして見に行くと、
ヨッシーが全裸でヘラヘラ笑っていたという。
一時間前って…ヨッシーが消えた頃じゃないか?
「この子…もう駄目なのかな…みんな…友達でいてあげてね」
俺達は何も言えなかった。
翌日の日曜日の昼間に、俺達はもう一度四次元の木に行ってみた。
何か手掛かりがあるかもしれない。
四次元の木の周りには何もない…
すると一人が何かを発見して叫んだ。
「おい、あれを見ろよ!」
指を差した場所は空だった。
四次元の木の頂上付近、30メートル位の場所に…
服が絡みついている。
「あれ…ヨッシーの服だろうが?」
間違いない。昨日ヨッシーが着ていた服だ…。
一体どういう事だろう?
俺達はいくら考えても解らなかった。
ヨッシーは四次元に迷い込んだのか?
オジサンとは誰だろうか?いくら考えても解らなかった。
あれから15年…ヨッシーは通院では済まなくなって、今は面会不可な場所に居る。
俺達あの時は犯罪者になった気分だったけど、
10の14乗分の1位の確率で木だって通り抜けられるんだよね?
だから…偶然じゃなく必然だったんだ。
そう自分に言い聞かせているんだ。
後日談:
- https://fumibako.com/kowai/story/1/1000.html 長い
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