
長編
コピペ ひょうせ 禍人形
匿名 2016年7月10日
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の身着のまま車に乗せられ出発した。
昼前にお寺に到着した。
お寺に入ると、ジャージ姿でゲッソリとした感じの圭介が俺達を出迎えた。
圭介によると、あれから色々あったがなんとか今のところは助かっているらしい。
本堂に入ると、お坊さんと昨日のおじさんが昨晩の出来事を詳しく教えてほしいと言ってきた。
俺達が順番に状況を話していると、人形の姿の説明のところでおじさんが
「ちょと待った、人形?首が長い?何の話をしているんだ?」
と驚いた顔で言ってきた。
そして、俺達が昨日みた人形の姿を改めて説明すると、お坊さんと
「いや、これはひょうせじゃないぞ、どうなってるんだ?」
「おかしいとおもったんだ。色々辻褄が合わない」
と、2人で話し合い始めた。
そして暫らく話し合った後、俺達に状況を説明してくれた。
結論から言えば、「ひょうせ」に憑りつかれていたというのは全くの勘違いで、どうも俺達に付き纏っているものの正体は、全く別の何からしい。
俺は、今更それはねーだろ……と思った。
おじさんが続けた。
最初状況を聞いたとき、
・子供のような姿
・笑い声
・生徒がおかしくなって笑いながら泣いている
・村の近く
と言う状況から、「ひょうせ」だと思ったらしいが、どうも今詳しく話を聞いてみると、「ひょうせ」のしわざと症状は似ているが、姿形が、まるで伝承や過去の目撃証言と違うらしい。
そもそも「ひょうせ」というのは、子供くらいの姿をした毛むくじゃらの猿のような姿で、服も着ていないしおかっぱ頭でもないし、当然、首ものびたりもしないようだ。
笑い声も、俺達の聞いたようようの無い機械的なものではなく、笑い声といっても、猿の鳴き声に近いとの事だった。
室内が重苦しい雰囲気になり、皆しばらく沈黙していると、お坊さんがこう言ってきた。
「とりあえず、何か良くないものがいるのは間違いない。
少し離れたところに、こういう事に詳しい住職がいるので、その人を応援に呼んでくる。
暫らく皆、座敷でまっていてほしい」
そういうと、車に乗りどこかへ行ってしまった。
俺達は座敷に通され呆然としていた。
おじさんはしきりにどこかへ電話をし、かなりもめているように見えた。
夕方になり、お坊さんが別のお坊さんを連れて戻ってきた。
お坊さんが戻ってくると同時に、さっきのおじさんが携帯を片手に「えらい事になった!」と、お坊さんのところに走
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- 長かったけど読みやすく怖かったです。南無
- 子供の霊怖いですねブルー
- 面白いねー いいねいいね匿名
- 話が長い!くわはらあゆむ