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長編

コピペ ひょうせ 禍人形

匿名 2016年7月10日
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れそうに無い。 俺達は階段のところまで移動し、カーテンを少し開けて隙間から俺の部屋を見てみた。 いた…… 昨日のあれが、やはり昨日と同じように首をらしき棒を伸ばし、窓から俺の部屋を覗き込んでいる。 そして、時々コン……コン……と頭を窓にぶつけている。 「ホホホ……ホホホ……ホホホ……」 という例の抑揚の無い笑い声のようなものも聞こえてきた。 音の正体はこれだった。 異様な光景だった、そして、昨日は気付かなかったが、あれは子供と言うより和服を来た人形のようだった。 頭が窓にぶつかる音も、人間の頭と言うより中身が空洞の人形のような音だ。 高広が 「ひょうせって今日もう一度封じ込めたんじゃねーのかよ……」 と呟いた。 その時、俺の親父が騒ぎに気付いて 「お前ら何やってるんだ?」 と階段を上がってきた。 その時、その声にびっくりした克也が思わず腕を窓にぶつけて『ドン!』と大きな音を立ててしまった。 “それ”の棒の先にある頭だけがカクンッという感じでこっちを向いた。 俺達は顔をはっきりと見た。 “それ”はおかっぱ頭で笑顔の人形だった。 ただし、ただの人形ではない。 顔は人形特有の真っ白な肌なのだが、笑顔のはずの目は中身が真っ黒で目玉らしきものが見えない、 口も同じで、唇らしきものもなくそこにはやはりぽっかりと真っ暗な三日月状の穴のようなものがある。 それでも、目や口の曲線で「にっこり」と言う感じの笑顔なのが解るのが余計に不気味だった。 親父が 「だからお前ら何やってるんだ?」 と窓のところに来てカーテンを全開にすると、それはサッ!と屋根の影に隠れて見えなくなった。 が、親父にも一瞬「何かがそこにいた」のは解ったらしい。 親父は大慌てで1階に降りると、携帯でどこかに電話をし始めた。 どうやら昼間祈祷をしてくれたおぼうさんやおじさん達の連絡先を聞いていたらしく、そこと顧問の先生のところに電話しているらしい。 その後、影に隠れたきり”それ”は二度と姿を現さなかった。 朝になり、昨日のおじさんたちや顧問の先生などが俺の家に来た。 とりあえず異常事態ということで、全員を合宿所近くにあるお寺まで連れて行くという。 みんなの親たちも俺の家に来たのだが、おじさんが「被害が更に拡大するといけないから親御さんは来ないほうがいい」と言うことで、行くのは俺達だけになった。 俺達は着

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  • 長かったけど読みやすく怖かったです。
    南無
  • 子供の霊怖いですね
    ブルー
  • 面白いねー いいねいいね
    匿名
  • 話が長い!
    くわはらあゆむ
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