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長編

コピペ ひょうせ 禍人形

匿名 5日前
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ながら叫んだ。 俺達が指差した方向へ振り向くと、それはいた…… 前と同じように屋根から頭だけを突き出し、「ホホホ……」と笑いながら、例の真っ黒な目と口の顔をこちらに向けながら、ニコニコと笑っている。 俺たちは全力で逃げ出した。 本堂に着くと、お坊さん2人とさっきのおじさんが待っていた。 今になって気付いたのだが、おじさんはどうもこの村の村長さんらしい。 俺達が事情を話すと、お坊さん達はすぐさま俺達を座らせ、お経を読み始めた。 暫らくお経を読んでいると、本堂の天井のほうから、「ホホホ……」という例の笑い声と、コツ……コツ……という、俺の部屋で聞いたあの音が聞こえてきた。 俺達はビビりまくって身を寄せ合っていた。 暫らくすると声が聞こえなくなった。 俺が「終ったか?」と言い切らないうちに、今度は本堂の横の庭のほうから、「ホホホ……」という声が聞こえ始めた。 そして、薄暗くなり始めた本堂の障子に、夕日に照らされたあの人形のあたまが映し出された。 あたまはユラユラ揺れながら、相変わらずあんぽ不気味な笑い声で笑っている。 その時、俺は恐怖心と不安感と連日の寝不足で、もう耐えられなくなって、ちょっとおかしくなっていたんだとおもう。 人形の影を見て、恐怖心よりもその姿にイラつきはじめた。 ユラユラ揺れている姿を見ると、とにかくなんだか良く分からないがムカついてきて、とうとう我慢できなくなった。 俺はお坊さん達がお経を読んでいる横の鉄の燭台を掴むと、蝋燭もささったまま引き抜き、周りが制止するのも振りきり障子を開けた。 目の前にあの人形の顔があった。 一瞬俺は恐怖心に襲われたが、怒りとイラつきが勝って、そのまま燭台をぶら下がっている人形の頭めがけ、 「ふざけんなーーーーーーーーーー!」 と叫びながら振り下ろした。 バキッ!という音がして、燭台の先端が人形の顔にめり込み、そのまま人形は地面に落下した。 俺は裸足のまま庭に下りると、更に燭台を振りかぶり人形に打ち下ろした。 すると、なにか頭の中に妙な感覚が芽生え始めた。 人形はそれでもなお、「ホホホ……ホホホ……ホホホ……」と無機質に笑っている。 俺はおかしくも無いのに笑いたくなり、なきたくも無いのに目からボロボロと涙が零れ落ちてくる。 明らかに圭介たちと同じ状況になりつつあるのだが、それでも俺は燭台を振りかぶり、人形に打ち下ろすのを

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  • 長かったけど読みやすく怖かったです。
    南無
  • 子供の霊怖いですね
    ブルー
  • 面白いねー いいねいいね
    匿名
  • 話が長い!
    くわはらあゆむ
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