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長編

コピペ ひょうせ 禍人形

匿名 4日前
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やめなかった。 あとから話を聞くと、俺はゲラゲラと笑いながら、無表情でボロボロと涙を流していたらしい。 暫らくそんな状態が続いていると、どうも燭台に残っていた蝋燭の火が人形の服に燃え移ったらしく、人形が煙を上げて燃え始めた。 友人たちによると、人形の「ホホホ……ホホホ……ホホホ……」という笑い声と、俺の絶叫が交じり合い、薄暗くなり始めた周囲の雰囲気とあわさって、異様な状況だったという。 それでも俺は、笑い泣きしながら殴り続けていると、どこを殴ったのかよくわからないが、メキッ!という鈍い音がした。 その途端、俺の中の妙な感情が消えた。 消えたというか、急にシラケてしまったといえば良いのだろうか、とにかく人形に対するイラつきも、笑いたいという気持ちも、泣きたいという気持ちも、急になくなってしまった。 俺はその場にヘタり込み、友人たちやおじさんが「……大丈夫か?」と心配そうに近付いてきた。 人形はもう笑ってもいないし動きもしないが、燃えたままでは不味いので、友人たちとおじさんが砂を掛けて消していた。 理由は分からないが、俺は何故か全て解決したような、そんな良い気分になっていた。 この騒ぎの中、お坊さん2人はずっとお経を読み続けていたらしい。 人形(もう殆ど残骸に近かったが……)の事は明日詳しく調べる事になり、箱に入れてお札を貼り、本堂に安置する事になった。 俺達はお坊さんの好意で、そのままお寺に泊まることにした。 翌朝。 俺達は本堂に呼ばれた。 どうやら、お経のお陰なのか、俺がぶち切れたのが原因なのか、理由ははっきりしないが、どうも一応解決はしたらしい。 そして、人形はこのままこのお寺で供養する事になったのだが、結局この人形が何なのか、その辺りは謎のままだった。 ただ、燃え残った人形の胴体に、焼け焦げ消えかかった文字で、「寛保二年」という記述と、完全に燃えて文字数しかわからない作者の名前6文字、それと、はっきりとは分からないので、残っている文字の痕跡からの推測だが、「渦人形」という単語が読み取れた。 お坊さんが言うには、とにかく正体は不明だが、何らかの呪物である事はまちがいないらしい。 燃え残った残骸に、頭と動を繋ぐ棒の部分があったのだが、そこにびっしりと、何か呪術的な模様が書かれていた痕跡があるのが、確認できたとの事だった。 その後、今に至るまで、俺も含め当時のメンバーには、知る

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  • 長かったけど読みやすく怖かったです。
    南無
  • 子供の霊怖いですね
    ブルー
  • 面白いねー いいねいいね
    匿名
  • 話が長い!
    くわはらあゆむ
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