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短編
赤いワンピースの女性
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赤いワンピースの女性

2016年5月7日
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これは私が社会人になったばかりの頃の話。

田舎から上京した私は都内の比較的綺麗で静かな団地に一人暮らしを始めた。

新社会人としてまずは規則正しい生活をしようと早朝にランニングに出かけた。

朝の静かな団地

霧が薄っすらかかっていて空気が少し冷たい

少し走ったところでひときわ目立つ豪邸が目の前にたっていた

門の前に赤いワンピースを着た髪の長い20代くらいの女性がいた

女性はインターホンに向かってじっとただ立っているだけ

不思議に思いましたが通り過ぎてランニングを再開

慣れない道と新しい環境とでその日は早々に切り上げた。

次の日、また早朝のランニングに出かけた。

少し走ったところでまた昨日見た豪邸が目に入った。

またいた。

昨日見た赤いワンピースを着た女性がいた。

またインターホンに向かっている。

こんなに朝早くなにをしているんだろう?

少し不気味に思ったがまたランニングを再開した。

次の日、また次の日もその女性はその豪邸のインターホンの前に立っていた。

さすがに気味が悪いな。

そんな風に思っていた。

そんな日が1週間程続いたある日、

「さすがに今日いたらちょっと声でもかけてみようかな」

そんな風に思って早朝のランニングに出かけた。

少し走って豪邸が目に入る。

女性は・・・いない。

いない事に違和感を感じた。

だが、人のことだ、用事が済んだだけか、それならそれでいいか。

と思った。

その日の夜

激しく鳴るサイレンに目が覚めた。

火事だ。

どこの家だろう。

夜中だったが外に出て見に行った。

そこにはあの女性がいた豪邸が炎をあげていた。

その豪邸は全焼。

中にいた人は助からなかったらしい。

なんだか急に怖くなり冷や汗が出る。

もしかしたらあの女性が火事を事前に知らせていたのかも、知れませんね。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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