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中編
待っててねの約束
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待っててねの約束

2016年6月26日
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これは私が小学生だった頃の話です。

その日、私達は図工があって、図工室で作業をしていました。

図工の時は、他の授業よりも早く片付けをして休み時間が長くなるので、トイレに行きたかった私はラッキーと思いました。

ですが、私の友達はこう言うのです。

「もう、私ガマン出来ないよ…先生に言ってトイレ一緒に行こうよぉ。」

他のクラスは授業中ですし、私達のクラスもまだ休み時間じゃありません。

出来れば私はちゃんと休み時間に行きたかったのですが、友達は心細そうです。

私の学校のトイレは綺麗で明るいんですが、少々不気味な噂がありました。

“狂子さん”が居るという噂でした。

狂子さんを見たら包丁で刺されるとか言われてましたが、当時冷めていた私は全く信じようと思いませんでした。

友達はきっとこの噂にビビってるんだな~と思い、とはいえ大切な友達なので仕方なく付いていく事にいました。

先生には2人とも漏れそうとか言ったような気がします。

何かしら用を足したかった私は便座に座ると隣の個室に入っている友達にこう言いました。

「○○ちゃん、待っててよ?」

すると。

「分かってる~シノちゃんもね?」

小学生女子なら絶対に1回はした事あるやり取りでしょう。

しかし、その時有り得ない事が起きました。

『私の事も…待っててね…?』

聞いた事が無い、非常に悲しそうな声でした。

焦った私と友達は素早く処理をすると、ドアを開けて「誰?」と叫びました。

が、そこには誰も居なくて、私達の声がこだまし終えると不気味な静寂が続きました。

怖くなった私達は適当に手を洗うと、図工室に戻っていきました。

その後、先生に私達以外でトイレに行った人は居ないかと聞きましたが誰も居なかったそうです。

仮にあの時別のクラスの人が来たとして、イタズラであんな事を言ったのだとしても不可解な点が沢山あります。

全く足音が聞こえなかった事は特に不思議ですよね。

「私の事も…待っててね…」と言い終えて走って自分の教室に戻っても足音は絶対に聞こえてしまうし、私達は叫んだ後、直ぐに廊下も見たんですから、その走っていく姿を見れた筈なんです。

じゃあ、あの声は何だったのでしょうか?

もしかしたら狂子さんが寂しくて私達に声をかけたのかも知れませんね…。

じゃないにしても、きっとあれは生きている人間じゃなかっただろうと思います。

どちらにせよ、あの日の事は紛れも無い事実であり、この心霊体験を堺に私が霊を信じ始めたのもまた、紛れも無い事実です。

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後日談:

  • 今でもあの声は鮮明に覚えてますよ。 多分、狂子さんはうちの学校オリジナルだと思いますw 一体あの声は何を求めていたのか… 謎は深まるばかりです。
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はじめまして、よろしくお願いします。

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