
長編
トンネル内の女
匿名 2016年8月14日
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このお話は自分が実体験した怖い話です。
文章では伝わりにくい部分もあると思いますが、よろしくお願いします。
ある所に地元で有名なトンネルがありました。
そのトンネルはトラックと、普通車の
玉突き事故が起きた場所で、その事故で女子大生2人が死亡したり、そこで肝試しをした3人の人達が行方不明になったりと、
いわゆる心霊スポットでした。
僕達が体験した話は、3人の友人と僕で、肝試しをした時の話です。
僕をA男、その友人達B男、C子、F子
とします。
僕達は、バイト仲間の4人組でした。
仲が良く、僕はあの時は楽しかったと思いました。
ある夏の夜、いつものようにバイトをしていると、肝試しの話になりました。
B男「あのさ〜、明日暇してる?」
C子「なんで、なんで?」
B男「皆んなで肝試し行こうぜ!!」
D子「やだよ〜。どうせあのトンネルで
しょ?行方不明になったって噂になってるし〜。」
僕「だったらやめとこーぜ」
B男「そんなケチケチ言うなよー」
C子「そんなにビビリなあんたが言うなら行ってあげるよ。」
僕「おいC子やめとけって。ろくなことになんねーぞ。」
D子「そうだよC子ちゃん。やめとこ。」
こんなたわいもない話をしていたそう
です。
ですが、何度言っても引き下がらないB男に押し負けて、翌日の夜にドライブと言う
肝試しをする事になったそうです。
僕は、この時に止めておくべきだったと
後悔しています。
一一一一一一一翌日の夜一一一一一一一
C子「あ!来た来た!」
B男「ごめん。お待たせ!」
僕「お前から誘っといてなぁ〜。」
D子「行き道にコンビニ寄ってねー」
僕「いや、むりむり。」
D子「は?(怒り気味)」
僕「ジョーダンですよ。さ!行きましょう。皆さん!」
一一一一一一一一数分後一一一一一一一一
山道を車で走り、トンネルの近くまで来た時です。
D子「なんかやっぱりヤバイね。」
B男「俺はワクワクしてきた!」
B男「ワッッッフゥーーー!!!」
僕「うわっ!」
B男の声にビックリしてしまい、連られて自分も叫んでしまいました(笑)
僕「やめろ!マジでありえねー!」
D子「あはははは!マジウケるわ!」
B男「おい!誰かムービー撮ったかよ!」
C子「撮っとけば良かったねぇ!」
奴らの反応に少しだけイライラしてしまいました。でもそのおかげで、少し重かった空気も和んで楽しくなっていきました。
ついに、トンネルに到着しました。
僕「ついに来たよー。やっぱり引き
上げよっ。」
B男「そーだな。A男(僕)の言うとうりだよ〜。」
D子「ここまで来ちゃったから行こうよ」
C子「そうだよ。行こうよ!」
B男「誰かスマホのムービー撮っとけ。
なんか撮れたらテレビの幽霊番組に出すぞ!」
僕「儲けようとしても無駄だって。」
B男「皆んな行くべ!」
車を降りて、皆んなで固まりながら
ゆっくり、ゆっくり1歩ずつ進んで行きました。
ついに、トンネルの入り口に着いた時に、
B男が青ざめた顔で、
B男「あーでるよ。でるでる」
D子「幽霊が?皆んな居るから大丈夫。」
僕「しっかり気を持てよ。皆んな」
奥深くに進むと、胸苦しさと共に、先に見えるのは1つの花。ゆっくりとその近くまで行くと、パタンと花が倒れ皆んな絶叫です。ダッシュで車のあるところまで行く時に後ろをふと振り返ると、今時の服ではなく、白い服を着た女性が奥から物凄い速さでだんだんと迫ってきました。
僕「皆んな早く走れ!」
B男「後ろ!後ろ見たかよ!いる!」
C子「A男!D子が!」
D子は運動神経が悪く、運悪くトンネル入り口近くで倒れていました。もう少しで車の止めていた付近で言ったため息切れしてしまっていて、全力では走れませんでした。前はあまり見ずにD子だけを見て
走りました。
僕「B男!キー貸すからエンジン掛けとけ!俺はD子助けるから!はやく!」
B男「わかったわ!貸せ!はやく!」
彼女の近くまで来た時にフッと前を見た時に、もうすぐにあの女が走りに来ていました。
D子「ありがとうね。ありがとう。本当に。」
僕「そんなん言うなや!はよ!はよ!はよたたんかい!」
汗ビッショリの背中に、D子を乗せて、車まで行き、アクセルを全開で踏み
バックミラーを見た時です。もうトンネル近くにまできています。
狭い山道を走り、バックミラーを見た時に、女が凄い速さで来ていました。
アニメの世界でしか見た事ないような速さです。
B男「ヤバイ!来てるって!もう近くまで来てる!」
C子「ダメだよぉ!中に入られる!ダメダメだって!」
D子は放心状態で、僕達はとりあえず涙目で、事件は起きました。
車は達はバタバタと音をたて、車体はガタガタと揺れました。その揺れは強い力で何重人の人が叩いてるようなかんじてました。ですが、山の入り口を抜けた時に、パタリと車の揺れは止み、
1つの自動販売機の明かりが見えました。
それは1つの希望の光のように感じました。嬉しかったです。
なにかフロントガラスに手形がついていて、タオルを持ち、全力で拭きました。
でも、ある事に気付いてしまいました。
その手形はフロントガラスの内側についていました。
その後の記憶はあまりありません。
その後は車をお祓いしてもらい、その車を売り、皆んなその後も関係を持っています。
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