※この話は実体験なのでオチらしいオチがあったり、謎が明かされる様な話ではないです わからないものは、わからないまま終わります ご了承ください ※私は文才が無いので読みにくく拙い文章になりますが、よろしくお願いします 今から14年前の話です 私は当時、17歳の高校生でした オカルトに興味があり、好奇心に動かされるまま心霊スポットを巡っていた時期です というのも私がオカルトに目覚めたキッカケは、地元では有名な心霊スポットで撮影した1枚の写真に惹かれたのが始まりです 心霊番組で興味ができ、実際に心霊写真を撮影し、次はこの目で幽霊とやらを見てみたい そんな事を思いながら17歳の私は心霊スポットに足を運んでいましたが、心霊現象に遭遇した事は1度もありませんでした そんなある日、とあるオカルトスレがネットで話題になっている事を知りました それが〝ひとりかくれんぼ〟というモノでした 当時話題になっていたので、同じくらいの年齢の方なら名前くらいは聞いた事がある人も多いと思います いわゆる降霊術というヤツです （ひとりかくれんぼのルールや、やり方については省きます。気になる方は調べてみてください） 心霊現象に遭遇してみたいという好奇心で動いていたものの、結果の振るわない高校生の私の目の前に現れた面白そうなコト 乗っからない訳にはいきませんでした 今週中にやろうと思い、ひとりかくれんぼに使う道具を揃え 某サイトにて実況する事になり わくわくしながら迎えた当日の深夜3時、結果としては何も起こりませんでした ひとりかくれんぼ中に写真や動画を撮ったのですが、実況した某サイトでは「顔が写っている」だとか「声が入っている」などの意見もありました 実行した本人としては「無理矢理そういう風に見えなくもない」「声の様に聞こえなくもない雑音」程度で釈然としない気持ちでしたが、盛り上がってる所に水を差す事もできませんでした ただこのままでは消化不良なので、この後もひとりかくれんぼを2回実行したのですが心霊現象などは1度も起きる事が無く 自分の中でも「あぁ踊らされたんだな」と腑に落ち納得はできたので、3回目を最後にやめました それから何事もなく最後のひとりかくれんぼから、ちょうど1週間が経った日 ベッドで寝ていると急に目が覚めました 目が覚めたと言っても目蓋を開いた訳ではなく、不思議な事に目蓋を閉じたまま目が覚めました というよりも目蓋を開く事ができない そして気づけば手も足も動かせない 人生初めての金縛りを経験しました なんとか動かす事ができないかなと考えていると、とある事に気づきました 私は寝る時に豆電球をつけて寝ているので部屋が少しだけ明るいのですが それが目蓋を閉じた状態でも明滅しているのがわかったのです 分かりやすく説明すると 部屋を暗くして目を閉じて、スマホのライトを顔に当てながら、空いた手の平を顔の前で左右に振ると当時私が目蓋越しに見ていた状況と一緒です 「なんだろう電球の調子が悪いのかな」と考えていると急に私がベッドで寝ている姿が見えました なんで？とか、どういう原理？とかは説明できないのですが自分を見下ろす形で私の姿が見えました そして寝ている私の枕元には髪の長い女の人が立ち、腰を折り曲げ私の顔を覗きこむような格好でユラユラと左右に揺れているのが見えました 「うわ！」と思った瞬間、また明滅する元の視界に戻りました そこで漸く「この女が私の顔を覗き混みながら揺れているから目蓋を閉じた視界が明滅しているんだな」と気づきました 私が恐怖で固まっていると耳元で『ハコドコ？』という声が聞こえました 必死に心の中で「ハコ、ここに無いよ！」と唱え続けて気づけば金縛りが解けていることに気づきました さっきまであんなに感じていた女の気配も消え、恐る恐る目を開け携帯で時間を確認すると、ちょうど3時ピッタリの時間でした これでおしまいです 女の正体も、ひとりかくれんぼのせいなのかも、ハコの事についても何一つわかりません 霊に襲われたとかも無いので盛り上がりに欠けたと思います そして、ここからは余談になるのですが ひとりかくれんぼのルールとして『ひとりかくれんぼで使用した人形は必ず燃やす』というのがあるのですが 実は3回目のひとりかくれんぼの時使った人形だけは燃やさず、そのままゴミとして捨ててしまったのです 初投稿で読みにくい部分が多々あったと思いますが許してください