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3週間前
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都内のIT企業に勤める佐藤和真は、中古のマンションを購入した。築30年だがリノベーション済みで、格安だった。

住み始めて一週間。夜中の2時になると、必ず玄関のインターホンが鳴る。モニターを見ても誰もいない。最初は悪質ないたずらだと思っていた。

ある晩、和真は意を決して、インターホンが鳴ると同時にドアを勢いよく開けた。

そこには、古びた和紙の封筒が落ちていた。中には、見覚えのない「爪」と、泥のついた「一円玉」が一つ。

気味が悪くなった和真は、マンションの管理人に相談した。すると、管理人は顔を青ざめさせ、ボソリと呟いた。

「……また、始まったんですか」

管理人の話によれば、この部屋の前の住人は、SNSで「呪い代行」を揶揄する動画を流してバズっていた配信者だったという。彼は「何も起きない」ことを証明するために、視聴者から送られてきた「呪いの品」をすべて、この部屋の畳の下に埋めていたのだ。

和真は慌てて、リノベーションされたフローリングを剥がした。

そこには、前の住人が埋めたはずのものは何もなかった。ただ、コンクリートの床に、赤いマジックでこう書かれていた。

『次は、あなたが返す番です』

和真が顔を上げると、インターホンのモニターが勝手に起動していた。

カメラに映っているのは、玄関の外ではない。

「今、自分が立っているリビングの隅」から、こちらをじっと見つめる、泥だらけの女の姿だった。

その瞬間、和真の携帯に通知が届いた。

見知らぬアカウントからのDM。添付されていたのは、今、自分が恐怖に顔を歪ませている写真。

メッセージには一言、こう添えられていた。

「いい表情ですね。本日、2時に伺います」

時計を見ると、時刻は午前1時59分。

玄関のチャイムが、静かに鳴った。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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