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中編

ラジオ

匿名 3日前
怖い 696
怖くない 592
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お兄ちゃんか?いや、そんなスペースないしなぁ) (寝ぼけか?んなはずは、眠気なくなったぞ) (前飼い猫が亡くなったからそれか?ありそうだけどなかなかなぁ、) (寝相?おかしいな、そんなピンポイントで弾くようにぶつかるなんてあり得ない) 音がなるのとほぼ同時に、弾丸の様に部屋を飛び出していた 本能か、動け!と脳が示す前に体が動いていた 恐ろしくパニックに陥っていたため後ろを振り向くなど出来ない 目に見えない恐怖に襲われながら 恥じらいも忘れて祖母の部屋、(1階自室、リビングを挟んで隣の部屋が祖母の部屋)へ駆け込んだ 訳を話し、朝まで自室には戻らないことに 何故か羽毛布団だけはしっかり持っていた というより体が引き締まったままだったから離せていなかったのかも知れない。 寝ることはなんとか出来たが無論寝不足である たっぷり寝たとはいえ昨日の出来事のあとではどうも体が重い 翌日、窓から朝日が差し込む清々しい部屋の明るさの中、恐る恐るドアの前へ 昨日の今日でまだ勇気が出ない 暫く考え、意を決してドアを開ける そこには 何気ないいつもの空間が広がっているだけだった かと思った 寝る前に最低光度に設定して寝たはずなのだが 画面ライトが消えている どうしようもない恐怖がまた見え隠れしている 冷や汗が上がってくる しかし俺は強かった というより朝が強かった   朝は良いものだ、朝というだけでその恐怖は描き消される そのラジオはすぐコンセントを抜きアンテナを仕舞って片付けた こんなに空間あったのか 改めて部屋の奥行きに驚かされる 困ったことに今もその部屋で生活をしている ラジオはそれ以降入口付近に置いたまま 処理方法に迷っていて結局そのまま お気に入りの局はもうかなりご無沙汰している。

後日談:

  • 部屋は四畳半程、入って右奥に詰めるようにシングルパイプベッドを置いている わかるだろうパイプならではの軋む感じ そのベッドにはよく横になって寝る、 左を下にして寝ると向い側クローゼットの方に顔が来る その状態で頭の後ろにラジオを置いている

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  • その出来事自体が恐ろしくて忘れられないんです
    やましー
  • 忘れられないって言っておきながら、震災前か後か分からないの?
    イプシロン
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