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短編
隣の廃墟
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隣の廃墟

2019年8月4日
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僕が生まれ育った家の隣には、民家の廃墟がありました。

物心ついた時にはすでに廃墟になっていて、周囲には草木が生い茂り、昼間でも薄気味悪さを感じていました。

一度、気になって両親に聞いてみたことがありますが、両親も「いつ頃からその民家が廃墟だったのかよく分からない」と言ってました。

そんなある日、僕は小学生になってましたが、クラスメイトの一人が僕の家の隣にある廃墟を探検しようと言い出しました。

その提案に賛同した数人で行くことになり、すぐ隣りが僕の家ということで、集合場所は必然的に僕の家になりました。

僕はあまり乗り気じゃありませんでしたが、自宅が集合場所だったため、仕方なく同行することになりました。

すぐ隣りでありながら、それまで全く足を踏み入れたことのない廃墟に初めて浸入したのです。

1階は予想以上に荒れ果てていました。

人が手入れしないと建物ってここまで荒れるんだと、背筋が凍る思いがしました。

その時、2階へ続く階段を発見しました。

僕は何となく2階が気になり、階段を上がってみたのです。

すると、1階の荒れ放題とは対照的に2階は比較的綺麗でした。

汚れてはいるものの、布団もきちんと畳まれていました。

1階とのあまりのギャップに、返ってゾッとしたほどです。

その時でした。

窓の方に視線を感じ、そっちに目をやると、窓の外に老人がぼんやりと佇んでいたのです。

ですがそこは2階です。

ベランダもない窓の外に人が立てるはずがありません。

その老人の口元には赤いものが付着していて、両目は赤く充血していて、一目でこの世のものではないと分かりました。

僕は転がるように1階へ駆け下り、他のメンバーを連れて一目散に隣の自宅に逃げ帰りました。

少し落ち着いてから、他の子たちにさっきのことを話しましたが、みんな半信半疑だったようです。

それからその家を引っ越すまでの間、僕はその廃墟になるべく近づかないようにしながら過ごしました。

引っ越した後に風の噂で聞いたのですが、その廃墟はいつの間にか取り壊され、跡地に新しい民家が立てられたそうです。

あれから相当な年月が経過しましたが、その新しい民家に入った住人が、何事もなく過ごせていることを祈っています。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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