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長編

人を呪わば穴二つ

つなか 3日前
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さと暗い夜道に消えていった。 4時。 辺りはだんだんと明るくなってきて、最後の勤務もついに終わろうとしていた。 この店にはお世話になったなぁ。なんてしみじみ思っていると新聞配達のお兄さんが来店して、いつものように新聞をレジに置くと、ニコッとして帰っていった。いつもは無愛想なのに、なんかいいことでもあったのかな〜。 5時。ちらほら職人さんも来店してきて、いつもの賑やかな店内になってきた。 仲の良い人たちに今日が最後だと伝えると、みんなニコニコしながら、お疲れ様〜と言ってくれた。 そして6時。 交代のおじちゃん、おばちゃんに最後の挨拶をした。たくさんお世話になったんだ。しっかりお礼を言うと、ニコニコしながら、「こちらこそ助かったよ!ありがとうね。」と。 最後までいいコンビニだったなぁ。 なんて考えてた。 でも。どうしてもあの赤いお守りだけは。 あれだけは持ち帰ってはいけない。そんな気がしたんだ。 帰り際、店長には申し訳ないけど、廃棄商品を捨てるゴミ箱に放り込んだ。 帰宅して3時間後のことだった。 働いていたコンビニが火事で全焼。 店内のコンセントから発火し、死者も多数。なぜかスプリンクラーは作動しなかったそうだ。店長とおじちゃんおばちゃん、それにたまたま来店していたのか、あの写真を撮っていたおじさんも亡くなった。 事件から数日後、店長の義父であるオーナーから電話があった。 「あんなことになるなんて…〇〇くんも気を落とさずに。それでね?今日電話したのはその事件の日のことなんだ。店内の防犯カメラが無事だったんだが、事故当日の映像を見返していたら不思議なものが映っていてね。是非君にも見てもらいたいんだ。」 僕はすぐ支度し、待ち合わせの駅前へと向かった。 その後オーナーと合流し、オーナー家でその映像を観させてもらった。 ここからはその映像の様子。 映像の時間は夜中の2時を指していた。 映像の中の僕は一人黙々とアイスの納品をしていた。 が、トイレ前を映していたカメラにその時は誰もいなかったはずなのに、真っ赤な服を着た男が立っていた。 画面は変わり、レジ前のお菓子コーナー。 赤い服を着た男がレジの方を見ながらボケッと突っ立っている。さっきとは別の男のようだ。 そして、再度アイスコーナーを映したカメラには、写真を撮っているおじさんと僕が話している姿。と、赤い服着た男がすぐ横

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