
長編
黒い靄(もや)
あ 3日前
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が、
影ができているのだと思って気にせず、
SにLINEで昨日撮った全ての写真を転送
しました。
その後、何かが起きることもなく、
お盆が終わり、私は家に帰りました。
Sが事故に遭い、左腕を骨折したと
聞いたのは2ヶ月後のことでした。
私はあの時の写真を見返しました。
黒い靄はあの時のまま、私の腹部に…
いいえ。多分そうではないでしょう。
あの黒い靄は、私の腹部ではなく、
私の腰のあたりに腕を回していた
Sの左腕にまとわりついていたのです。
Sが神社に光を当てて連写し、
騒がしくしたのが良くなかったのかも
しれません。
ただの偶然と片付けるべきなのでしょうが
私はあの日神社の扉が開いた写真を
見た時のヒヤリとした恐怖を忘れられず、
今でも時々思い出します。
あの扉から「何か」が出てきたのかも
しれません。
ちなみにこの後私はスマホを
Android機体からiPhoneに変えて、
写真は引き継ぎが面倒だったので
今のスマホにありませんし、前の機体は
下取りに出してしまいました。
今となってはあの写真を確かめることが
できません。
事故直後にトーク履歴も消しました。
あれから4年ほど経っていますが、
Sがそれ以降事故に遭ったり、
私に災いが降りかかるようなことも
ありません。
これは、私が実際に体験したことです。
まだ高校生で文章力が足りないと
思いますので、疑問に思ったことは
コメントで寄せていただければ回答
します。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(5件)
- 実話です。 今年の夏も帰省の話が出ていますが このことが引っかかってしまい、 行くかどうかまだ迷っています。 信じてもらえないかもしれませんが。杏珠(あんじゅ)
- それは、ほんとうにあったことですか?みーたん
- よく読む筋書きですね匿名
- (´・д・) まあまあやな(´・д・)
- 怖かったのも伝わったし、読みやすかったです。ふ