
長編
儀式の呪縛
匿名 3日前
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くって中を確認しました。
「あっ!」
箱の中身は複数入っていましたが、まず目に入ってきたものは人間か動物か分からない砕かれた骨でした。骨の下には古びた青い手帳がありました。
「骨だ...」
TとAは比較的落ち着いておりMは少しパニックに陥っているようでした。
「は?なんで?なんで骨が俺の家にあるの?しかもこれなんの骨?は?」
「落ち着けって!動物の貴重な骨かもしれないだろ!」
Mは狼狽しきっておりTが説得しても落ち着きを取り戻しそうにありませんでした。仕方なく、私は骨をAに渡し、手帳を開いてみることにしました。手帳は最初のページが白紙であり、次のページから何か書いてありました。これがいつ頃書かれていたのかは分かりませんが、古い物だということは分かりました。そこには、「霊を降ろす手順」と大きな文字でタイトル欄に書かれており、本文の行には殴り書きでその方法らしきものが書かれていました。所々カタカナで書かれていたのでおそらく今から70年80年前らへんの時に描かれたのだろうと思います。それ以外のページには何も書かれていませんでした。私は、全員の前で手帳の内容を読み上げました。
「手帳には、霊を降ろす方法が書かれている。上から順に箇条書きで書いてあるから順に言っていくぞ。ろうそくを3本用意する。降ろす本人と縁が深いものを用意する。身体を構成するものを用意すると成功しやすい。用意したものの後ろにろうそくを3つおく。『名前を呼んで、おいでください。いらっしゃったらろうそくの火を全て消してください』と言う。消えたら成功。会話ができる。帰ってもらう時は『ありがとうございます。おかえりください』と言う。ろうそく3本に火をつけ、しばらく消えなかったら帰ってる、だそうだ。信じられんな。遊び心で吹き込まれたんじゃないか?」
読み終わった後、全員の顔を見ると唖然としていて、空気がとても重苦しかったです。本当に嫌な瞬間でした。その手帳に記された手順が一体何を意味するのか、そしてこの骨と手帳の関係性、これは絶対にこの儀式に使われたものだと推測するのは容易なことでした。
「つ、つまり...この骨でやったのか...その手帳に書いてあったことを...」
と、Aが顔を歪めて呟きました。
「信じられん...まさか倉庫からこんなものが出てきたなんて...鍵までしてここまで隠すと言うのはどういうことだ。誰が隠したんだ?」
と私が首を傾げまし
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- 世間には伝わりませんが、高齢患者とその家族が病院を恨むのは良くあることです。私の父は3ヶ月入院して老人保健施設に入りましたが、1ヶ月で病院に逆戻りしました。肝臓に癌が転移して余命2月、手の施しようがないそうです。3ヶ月の入院中に癌の転移を見抜けない薮診療に憤りを禁じ得ません。高齢者が医療ミスで死んでも「どうせ寿命だった」で片付けられ、問題視されません。防空頭巾
- かってに南京錠壊すな、誰一人止めないのかこいつらDQNしかいないのか良識派