
長編
儀式の呪縛
匿名 3日前
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大胆にお宝調査に取り組んでいました。
「あ!これは俺が子供の頃に大事にしてたおもちゃだ!超懐かしい!」
とMが目を輝かせて1人ではしゃぐという予想通りの流れから入り、壊れた機械や変なガラクタが見つかっていくというありきたりな展開を見せていましたが、突如Aが何かを見つけたようで、
「あっ...これはお宝の予感」
と言い、全員の目がAに釘付けになりました。Aが持っているものは中型の箱でした。そして、箱には南京錠があり、何か大切なものでも入っているかのような雰囲気を曝け出していました。
「これ、鍵かかってるけど開けられるかな?中身見てみたいと思わない?やけにこれ埃だらけだし何かありそうよ」
「でもどうやって開けるんだよ。鍵がないと開けれないぞ」
「この倉庫にバールとかハンマーとかそう言ったものないの?」
という会話になり、結局全員でこの鍵を強制的に開ける道具を探すことになりました。その結果、錆びたハンマーが倉庫から見つかり、Mが南京錠を思い切りハンマーで叩きました。
「カン、カン、カン」
とハンマーで叩く鈍い音のみが薄暗い倉庫に響いた中、その雰囲気を破ったのがMの愚痴でした。
「なんだこれ!硬っ!」
Mは遅いツッコミを入れ、少し雰囲気が和みました。南京錠はおそらく年月が経っているものなので脆く、すぐ割れると私たちも思っていましたが意外と南京錠が耐えていたので、私たちは面白がってMを応援したり、冗談を飛ばしあっていましたが、しばらくMが格闘した結果、
「パキ、カリーン!」
と南京錠を壊すことに成功しました。Mはとても汗をかいていました。Mの呼吸はまるで何かに取り憑かれてるようにとても荒かったのを今でも覚えています。
「うおおお!!」
私たちが歓声をあげたのもつかの間
「お前ら、心の準備はいいか?」
と、Mが真剣な目をして私たちに問いかけました。南京錠を壊している時は、私たちは冗談を飛ばしあっていましたが、そのような雰囲気はその言葉でかき消され、場がとても重たくなりました。私たちが深く頷くと、Mが箱を開けました。
「ギイイイイイ」
と重苦しい音が響き、箱の中身が姿を現しました。
「ん?なんだこれ、ヒッ!」
とMが小さい悲鳴をあげ震えています。ヤバい物でも入っていたのかと感じ、AがMを突き飛ばし中を確認しました。
「おぉ...」
私たちに振り向いたAは少しにやついていました。Tと私はAから箱をひった
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- 世間には伝わりませんが、高齢患者とその家族が病院を恨むのは良くあることです。私の父は3ヶ月入院して老人保健施設に入りましたが、1ヶ月で病院に逆戻りしました。肝臓に癌が転移して余命2月、手の施しようがないそうです。3ヶ月の入院中に癌の転移を見抜けない薮診療に憤りを禁じ得ません。高齢者が医療ミスで死んでも「どうせ寿命だった」で片付けられ、問題視されません。防空頭巾
- かってに南京錠壊すな、誰一人止めないのかこいつらDQNしかいないのか良識派