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中編

待っている?

にゃ 2日前
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怖くない 155
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中学生のころ塾に通っており、授業終了後に先生たちと雑談してから帰るため、帰りが21時近くになることが多くありました。 その日も、そろそろ帰りなさいと塾長に言われ、帰り支度をして外に出ると地面が濡れており、雨が降ったんだと思うも、すでに雨は止んでいたため特に気にすることなく帰路につきました。 塾から自宅までは自転車で15分程度の距離があり、いつも通りの帰り道でしたが、雨が降ったせいか道全体が靄がかかっており「霧なんて初めて見たな」と思いながら自転車をこいでいました。 自宅まであと半分くらいの距離でふと不思議に思いました。 人が誰もいません。 田舎なので遅い時間は確かに人通りは少ないですが、いつもは数台の車とすれ違いますし、周りの民家から何となく人の気配は感じます。ですが、その日は、車1台にも会わず、周りの家には明かりがついているものの異常に静かでした。 不気味に思い、少し自転車をこぐスピードをあげると、少し先の路地の街灯が点滅していました。 すごく嫌な予感がしたのですが、好奇心というか目線がその路地に向かってしまいます。 ただ、がっつり見るのは嫌だったので、少し目線を下げて通り抜ける際、その路地を見ました。 チカチカと点滅する路地に、見えたのは足と両脇にある青と白の紙袋(西〇の紙袋のような組み合わせ)でした。 え、っと驚き目線を上げてしまうと次に見えたのは女性の姿です。 長い黒髪で隠れた顔、項垂れるように肩が力なく下がり手がふらふらしている。白いワンピースの女性です。 怖いという感情と同時になぜか頭の中では「こんなスタンダードな幽霊居る?」と目の前の存在を否定しようとツッコミが入りました。 見たのは通り抜ける一瞬なので、脳内で勝手に怖い妄想で補完したのかもしれません。 ただ、その後、私は「後ろ振りむいてはいけない」と感じました。 とにかくその場を離れたくて、思いっきり自転車のペダルを踏みしめました。 恐怖で泣きそうな中、ふらっと目の前に人影を見つけました。 それは、いつからいたのか、それとも直前に別路地から出てきたのか、見知らぬおじさんが自転車をこいでこいでいました。 人がいて安心した。 そう思ったものの、なぜかこのおじさんにも違和感を感じます。 おじさんはこちらを何度か振り返りますが、街灯が少ないと言っても周りは普通に見えるはずなのにおじさんの顔がなぜかしっかりと認識できません。 そして、異常な程のろの

後日談:

  • 中学生の頃の体験なのですが、未だにしっかり記憶にあります。 それ以降、異常なことはなく、その道を通ることに抵抗はなくなりましたが、雨が降ったり天気が悪い日はやっぱりその道を避けていました。 結局、私は霊感ゼロで、それ以降、霊は見たことないので、やっぱりあれは脱臼した人なんだったと思います。思いたいです。 ただ不思議な体験として 「適当なところを指さしたら霊感があるらしい複数の友達に『見えてるの?』と言われる」 「金縛りで、誰かが自分を後ろから見下ろしている視点で自分の背中を見る」 「小さいころから何度も見ていた夢の場所を、上京して引っ越した自宅の近くで見つける」 などはありました。 拙い文章でしたが、読んでいただきありがとうございました。

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