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短編

ヤマナキ峠

匿名 3日前
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地元には、結構人が来る登山用の山がある。 その山は、結構大きく、登山用のコースと階段で頂上の社までスッといけるコースの二つがある。 その山は地元の人、管理してる山の責任者の人達の間でだけ、山の呼び名が違うんだ。ほとんどの人は、山よりも社の方で呼ぶし、そもそも山の名前すら知らない人も多い。 前置きは終わりで問題となるのは、この山の登山用コースの途中にある、工事中で放置されているエリアの向こうの道、塞いであるわけではないけど、工事エリア、普通、通らないので誰も通ってない筈の道がある。その先にはもう一つ社があり、そこには何かがが祀られていた。 おばあちゃんからの話では… おばあちゃんの夫、つまりおじいちゃんの学生時代の話。 おじいちゃんは、当時友人と4人で山に探検に進んだそうだ。 山の中に祀られている神さまにお参りという名目だったらしい。なぜかおじいちゃんはコースではない獣道を案内して、ちいさな岩場でポッコリと木々が剥げていて、湖と街並みが覗ける絶景があるところに案内して秘密基地を作って遊んだだけらしい。 「そもそも神さまは、ちゃんと階段で行った所に祀られているのになんでおじいちゃんは、あんな獣道を進んだんだろうね…」 おばあちゃんは、昔を懐かしむようにそうしめくくった。 そのさらに奥には、ちいさな祠があり、そこには細長い木が祀られていた。 一見ただの木だ。 ただ俺にはそれが仏に見えた。 だから持ってきた。 山は今日も唸りごえをあげる。きこえているのは 俺だけだ。

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