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長編

視線を感じる

えい 3日前
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形の板を上に押し横にずらした。 冷たい空気と少しの埃が舞う。 薄暗い空間に懐中電灯の明かりで照らす。 担当者が下から声を掛けた。 担当者「大丈夫ですか?上がれます?」 私は、一旦、頭を屋根裏から室内に戻し、頷いてから、ゴソゴソと大きな梁に掴まりながら、屋根裏へ上がった。 梁の上だけを歩き、中心を目指す、そして、ソレを見付けた。 視線を感じる…。四方から。 視線のする方向に明かりを向ける。何も無いように見えるが、多分…同じ物があるのだろうと思いながら、中心にあった紙を剥がした。 冷たい空気がまとわり着く。 梁の上を歩き、四方にあった紙を剥がして回り、入って来た場所へ移動した。 心配そうに下から見上げていた担当者が私と目が合うとホッとした顔をしていた。 滑る様に足から下へ降り、再び板を戻し、塞いでから、お風呂場へ行き、靴下を脱いで、埃を叩き落としシャワーで流してから、居間へ戻った。 襖を剥がしていた助手の元へ行き、どうだ?と声を掛けると引きつった顔を私に向けた。 絵がある表の1枚を剥がすと、2枚目に紫色の裏地がある、その紫色の2枚目も剥がすと、それは出て来た。 その紙を丁寧に剥がし終わる頃には、お昼を少し回っていた。 一通りの作業を済ますと、「お昼召し上がって下さい。」と母親が食事を出してくれました。 用意された物を断るのも悪いので、私達は、ご馳走になりました。 この後の話は、また次の機会にお話します。 長文すみません。

後日談:

  • 話の流れでは、莉音が先に気付いた様に書きましたが、実は詩音の方が先に気付いていた様です。 誰にも言わなかったと言ってました。

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  • 紫雲さん、相変わらずの読み手がまるで そこにいるような臨場感でゾ〜…っとします。怖いですね。 続編 楽しみに待っています。
    K
  • 小説のように分かりやすく背筋が凍るような怖い話でした。原因は呪物のようなものでしょうか?続きが気になります。
    ななみん
  • 勝手に読んで、勝手にストレス感じて、それをわざわざ書き込むとか、暇人にも程があるな。
    ポルポトはサル
  • 初めて読んだけど文脈がおかしかったりして少しストレスを感じた・・・
    あい
  • このご時世だとコロナ関係で医療関係者は忙しいですが、『病は気から』というように霊能力関係でもコロナ影響はあるんでしょうかね? 人様の死を願う呪いは幾多もあることですし
    通りすがりの喫煙者
  • 紫雲さんのお話大好きです。続き楽しみに待ってます。
    あい
  • 続きが気になります
    陸奥
  • 霊道ってどうすれば対処できるんだろう? 先の話が気になりますね。 楽しみにしてます。
    たくまん
  • かなり怖かったです…ゾゾっと来ました。
    しゆか
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