
長編
お盆
匿名 3日前
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私は少なからず霊感を持っている、と自分ではそう思っています。
実際に不思議な体験をしたので紹介したいと思います。
私は今まで度々、金縛りにあったり、霊的なものを感じたりしてきましたが、自身に霊感があると確信したのは2年前のある冬のことでした。
当時、かなりの夜行性で夜中に出かけることがよくありました。
この日も夜に双子の兄に車を出してもらい、ドンキ・ホーテで買い物を済ませた頃には深夜2時を回っていました。
兄がいつものように自宅付近のパーキングに停車しようと後退していたら、バックモニターに白い人の手が写っていました。
私はビックリして慌てて後ろを振り向いて確認しましたが、人の気配は全くなく、それどころか人が写れるようなスペースもありませんでした。
今までは、古い建物や心霊スポットに行くと、紫色の渦を巻いた様などんよりとした空気が重たく感じて立ちくらみを起こしたり、頭が痛くなったりする程度だったので、実際に見たのはこれが初めてでした。
全身に鳥肌が立ち、怖い思いをして帰ったことを今でも鮮明に覚えています。
ということを前提にここからが本題です。
私の実家は、お墓と神社を繋ぐ線のちょうど中心に立設しています。
そして私は毎年お盆になると、必ず不思議な体験をします。
最初に体験したのは、6年前の大学1年の時でした。
大学は夏休みに入り、地元を離れ都内で1人暮らしをしていた私は、お盆休みの期間に実家に帰っていました。
その日も暑く、居間の窓際で寝ていると突然金縛りに合いました。
怖くなり目を覚ますと、横になっている私の目の前を蜘蛛が通り過ぎました。
蜘蛛を外に逃して再び眠りにつくと、2度目の金縛りに合いました。
目を覚ますと今度は目の前をカエルが通り過ぎました。
外は雨が降っていて、時計を見ると3時33分ぴったりでした。
部屋の窓は確実に閉まっていて、入ってこれるはずがないのに、窓の外からやって来る蜘蛛とカエルをとても不思議に思いました。
それから1年後の夏休み、私は友だちと遊びたかったのでこの年のお盆は帰らないと決めていました。
この日も夜遅くまで友だちとお酒を飲み、アパートに帰るとすぐに寝てしまいました。
しかし、すごく嫌な夢を見てうなされて、突然金縛りに合いました。
怖いなあと思っていると、携帯には一切手を触れていないのに、勝手にSiriが起動して、「すみません、よくわかりません」という音がシーンとしている部
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