
夏期講習の6日目。
その日は英語の講義で英作文を書く課題があったが、答え合わせのとき隣の席の子と交換採点することになっていた。
俺は緊張しながらも隣の亜佑美とプリントを交換した。
(これが亜佑美ちゃんの字かぁ!)
亜佑美に好意を持っていた俺は、亜佑美の書いた字を見ただけでワクワクしていた。
俺は緊張しながらも亜佑美の英作文を呼んで、赤ペンで添削をした。
そのあとは先生が、隣の人にアドバイスをするように指示した。
そして、俺は初めて亜佑美と会話をした。
「ここ違うよ!ここは原形にするんだよ?あと、ここのところちょっと違うなぁ・・」
亜佑美のアドバイスを聞きながら嬉しくなる俺。
亜佑美の方がずっと英語ができるので俺の作文は赤ペンで真っ赤になって返ってきて、亜佑美の作文は何を直していいかよく分からないのでそのまま渡しながら、
「でも、すごいよく書けてるよ!」
と言うと、亜佑美は
「本当?嬉しい!!」
と喜んでいた。
亜佑美の笑顔は本当に可愛いかった。
そのあとの休み時間、亜佑美の近くにまた友達が来た。
亜佑美は友達と話していたが、しばらくすると
「ねぇ、なんか遠くの中学から来たんだっけ?」
と言い亜佑美と友達が俺を見て
「うん。世田谷区の○○中から来たんだよ!」
「世田谷??何でそんな遠いところから?」
亜佑美と友達は不思議そうに俺を見た。
「俺さ、自転車乗るの好きでさ。だから呑川沿いに・・」
「えー、呑川沿いでも世田谷までだったら結構遠くない?」
「平気だよ。それくらい・・」
亜佑美や友達は面白おかしくそれを聞いていた。
俺は亜佑美と話せたことが嬉しくて堪らなかった。
翌日から朝、亜佑美が来ると
「おはよう!」
とお互いに挨拶をした。
その後もちょっとした機会に亜佑美と話したりしていた。
亜佑美と仲良くなってから夏期講習がもっと楽しくなっていた。
後日談:
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