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長編

仮想世界(意味怖)

匿名 2日前
怖い 25
怖くない 31
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し、あそこには明らかな違和感があった。 ないはずのものがあって、あるはずのものがない! そうか俺、女になったんだっけ。 体をみると、清潔感のある寝巻きと胸の膨らみがあった。 髪は長く、おろした髪が肩や背中に触れていて少し重く感じた。 俺は、ベッドから起きて洗面所に向かった。 歩きながら視線が低いことに気づく。 女って一回り体が小さいことを実感した。 そして洗面所の鏡で初めて見る俺の顔。 「何これ、可愛いじゃん!!」 鏡に映ったのは、二重瞼で丸みのある小顔、長い黒髪の若くて可愛い女性だった。 女性らしい胸の膨らみや細いウエストなどスタイルも良かった。 そのあとは着替えたり、メイクをしたりした。 コーディネートやメイクなどは研修で学んだので、それ程苦労せずにできた。 そして、鏡を見て 「これでよし!」 目の前には、元の俺が見たら見惚れてしまうような素敵な女子大生がいた。 そのあと、マンションの部屋を出て駅に向かう。 ブラやキャミソールなどの下着の触感、スカートがヒラヒラする感じはなかなか慣れなかったが、逆にそれが女性の姿というのを実感できた。 駅まで歩きながら、もう一度プロフィールの確認。 俺・・いや私は果帆(かほ)、20才の大学3年生。 地元から上京してきて一人暮らしをしていて、大学では英文学を学んでいる。 現在彼氏はいなく、前の彼氏は去年別れた。 アルバイトはしていない。 などなど・・ そして駅に着いた。 ホームに着くと、どこも行列ができていた。 俺はいつものように列に並ぼうとすると、何か違和感がある。 ふと前を見ると、そこには30代、40代くらいのおじさんがずらりと並んでいた。 女の視線から見ると男達は図体がでかく、しかもこれから満員電車に一緒に入ることに恐怖心を覚えた。 ふと横を見ると女性専用車両があることに気がついた。 俺は(これは助かる)と思い、急いで女性専用車の列に並んだ。 そして電車が来て、女性専用車両に入ると男性がいないから一安心・・と思いきや、化粧の匂いが充満してるし、女は荷物が多いせいか幅をきかせている感じがした。 さらに怖いのは視線!「ここは私のスペースだから入らないでよ」「落ち着いていられないの?」みたいな視線があちこちから伝わって来る。 女って怖いなって改めて思ってしまった。 そのあと、大学の最寄り駅で降りて大学へ。 キャンバスに入ると 「おはよう!果帆!」 「おはよう!」 女の子たち何人

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  • 「どこかでお会いしました?」ってちょっと不自然
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