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長編

仮想世界(意味怖)

匿名 2日前
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怖くない 31
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俺は29才男、独身、会社員、彼女なし。 「仮想世界で異性などの他人の人生や動物の世界を体験できる機械」があると聞いたのは、大学生のときだった。 はじめは科学も進歩したものだなくらいにしか思っていなかったが、社会人になって仕事やプライベートなどで若い人から年配まで問わず多くの女性と関わるなかで、自分とは違う「女性の人生」を体験してみたいと思うようになった。 大学を卒業して数年経った今では、機械で仮想世界を体験することが金と時間さえあれば誰でもできるようになっていた。 そこで仮想世界を体験させてくれる施設に問い合わせてみると、次のような説明があった。 ・施設の機械で、脳波を調節し「夢」のように眠ったまま仮想現実を体験する。 期間は1週間程度で、仮想現実も同程度。 ・体験費用は新車が買えるくらいの額になる。(ローンも可) ・どんな人生を体験したいか問診や面談があり、フルオーダーメイドで体験する。 ・この機械を使って健康被害が生じても施設は責任を負わない。 また身体に危険が生じた場合は体験(夢)の途中でも強制的に仮想世界を停止させることもある。 以上の話を聞き少し考えた結果、俺は体験してみることにした。 体験の前に、事前に数回の研修や面談のために施設に通った。 その中で、自分が体験してみたい人生モデルや目的などが決まっていった。 体験する女性のプロフィール、女性として生きる上での基礎知識なども学習した。 因みに体験の期間の問題から「生理」については今回体験しないらしい。 さらに、化粧やヘアメイクなどの実技指導もあった。 当たり前だが体験の中にメモなどを持ち込める訳ではないので、必要なことは事前に暗記しておかないといけない。 今までに貯めた貯金を頭金にして、残りはローンで支払うことにした。 仕事は有休をとり、会社には理由を正直に話し上司も理解を示してくれた。 そして、いよいよ仮想世界に旅立つ日が来た。 施設に入ると、専用の服に着替えて手術室のような場所に入った。 そこで寝かされ、頭や手首、首、心臓などに器具を装着されて、本当に手術か何かが始まるような雰囲気だった。 そして麻酔のような注射を腕にされると、だんだんと意識が薄れていった。 ・・・ その日、目覚ましの音で目が覚めた。 目を開けると、そこは知らない綺麗な部屋だった。 「どこだ?ここ??」 そして、体に違和感があることに気がついた。 胸に何か重いものがぶら下がっている

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  • 「どこかでお会いしました?」ってちょっと不自然
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