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長編

友人

匿名 3日前
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ばした指だったが、押す勇気が出ず、そのまま引っ込めた。 すると、いきなり玄関の扉が開いた。 突然のことに私は逃げることも出来ず、そのままその場で固まる形になってしまった。 玄関から出てきたのはまさかのN君。 ではなく、私と同じ歳くらいの知らない男の子。 仮にY君と呼ぼう。 (やっぱり違う人が住み始めたんだ) そう思った私はその場から逃げるように走り出した。 すると 「君、○○だよね?」 と、私の名前を呼んだのだ。 驚いた私は逃げる格好のまま首だけをその子に向けていたのだが、Y君は笑みを浮かべて 「Nから話は聞いてる。俺はNの親戚なんだ。 これからこの家に住ませてもらうことになった」 話を聞くとY君も家の事情で転校することになり、N君達のいなくなった家に住むことになったのだそうだ。 もちろん私達はすぐ仲良くなった。 Y君が私と同級生ということ、N君の親戚であるということ、それだけで仲良くなるには十分だった。 しかし、仲良くなって気付いたのだが、Y君はN君とは真逆のタイプだったように思う。 自慢話が多く、どこかお金持ちのような雰囲気。 N君のような器用さはなく、山の中や川で遊んだり汚れたりするのが嫌い。 何より、N君は不良と呼ばれるタイプの人間だったが誰に対してもとても優しかった。 しかしY君は陰湿で思い通りにいかないとすぐに暴力を振るう。 それが学校であれども構わずに、だ。 それも周りが止めないといけないほどに限度を知らない。 同じ血が流れてるのにこうまで違うものかと思ったほどだ。 ただ、唯一N君と変わらなかったことは私に対する態度だけ。 私には暴言を吐くことも暴力を振るうことも一切なかった。 いや、N君と変わらないと言うのは少し違うか。 その子はまるで私が誰よりも1番の存在であるかのような態度だった。 私が何かをしたいと言えば力尽くでも周りを従わせていた。 そして、私と2人で遊ぶのを好んだ。 しかし私は大勢で遊ぶのが好きだったし、友人を平気で傷付けるY君に嫌悪感を覚え、少しずつ距離を取るようになっていった。 そして時間は流れ、Y君と出会ってからどれくらいかの月日が経とうとしていた。 その頃にはY君とは滅多に遊ぶこともなくなっていた。 そしてその頃くらいから夢を見るようになっていた。 恨めしそうな目をして私をジッと見つめるY君がいる。 すると突然何かを喚きながら私に近

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  • 最後まで見ていませんけど、内容は分かっていますし、でも動画を欲しいね。もしコメントを見たらコメントを下さい。
  • スト
  • 面白かった!
    いざよい
  • どうしてなかなかおもしろく、怖くもある。お話にひきこまれてしまいました。
    夢幻
  • 友達のふりをした府幽霊。なかなか面白かった❗
    ゆんちゃん
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