
長編
ま、ま、ま、ま、ま
匿名 3日前
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ついでにこれやろうぜ。」
とAがコックリさんの紙を取り出した。
Yはもう作法も何も関係ないなと思いながら、クローゼットの中で10円を取り出し鳥居に置いた。
その10円に、YとAは指を置いた。
すると2〜3秒して突然、10円が何も質問していないのに前方へ滑った。
Yは突然の出来事に「うわぁ」と声をあげた。
A「おい、そんな大声あげるなよ。ゴジラにバレるだろ。」
Y「いやだって、10円が」
A「バカ。あれは俺が動かしたんだよ笑」
完全にAはコックリさんもYも馬鹿にしている。
その後、2〜3分10円玉に指を乗せ何もなく経過していた。
A「なぁ、10円全然動かなくない?」
Aはコックリさんの手順を知らなかったらしい。
Y「いやいや、こっちが質問しなきゃ動かないよ。それに降霊の手順みたいのあるし。」
正直、Yは何かが起きるのは嫌だったからこのままでいいかと思っていた。
A「お前、ビビリだな〜本当に。手順知ってるのに何も言わなかったんでしょ。」
図星を突かれてYはムッとした。本当だったらこのままAを誤魔化そうとも思ったが、Yも意地でやり通すことを決めたらしい。
Y「お前、絶対に10円から手を出すなよ」
A「わかったよ。早くやろうよ。」
Y「こっくりさんこっくりさん、おこしになりましたか?」
Yはうろ覚えながら始めた。
A「なんだよ、何も起きないじゃん。」
何故かAに馬鹿にされたと思ったYは、わざと10円玉をYESに動かそうとした。
だが、10円玉はびくとも動かない。
Yはこの時、Aの力強いなと感心したらしい。
その後もAは手順など無視して質問をしまくった?
「俺の寿命を教えて?」
「外のゴズィラと戦って!」
「お前は何者?」
しかし、10円玉は動く気配はない。
そして、その時は来た。
A「ねぇ、ゴズィラの正体は?」
この時も10円玉は動かなかった。
すると突然、1階のリビングから甲高い呼び出し音が響いた。
プルルルルプルルルルプルルルル
体がビクッと震えた。
Aを見るとさすがに顔が硬直していたそうだ。
2人で顔を見合わせる。
電話のコールは30秒ほどなってキレた。
Yは正直泣きそうだったらしい。
Aは顔が強張りながらも冗談を言ったそうだ。
A「てか、近所迷惑じゃね?」
しばらくして、Aが動こうとした。
A「ちょっと1階見てくるわ。」
Y「お
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- 怖いけど感動しましたね!実にリアルでした!こんな話なら退屈せずに、いつまでも読めます !次回も期待しています。もはや実話だったりして…笑天武
- ざまぁねぇな!夢幻
- はえーすっごい野獣先輩
- ま、ま、ま、ま、まが危篤であることを伝えようとしていたなら、ちょっといい話になりますね。わらび
- 誤解を恐れずに申し上げますと、フィクションとノンフィクションが混ざっています。 フィクションは私(O)は、架空の人物ということです。ニック
- つまり、人形にAの母親の魂が入ったってことでしょうか? そう考えると包丁を人形に刺したAは、自身の危篤の母親を自らの手でとどめを刺したことになりますね。 部屋中に充満していた線香の匂いは、すでにAの母親は霊安室にいたということでしょうか? 怖い。 これ、実話ですか?ベテルギウス