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長編

ま、ま、ま、ま、ま

匿名 3日前
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怖くない 406
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前、馬鹿!10円!」 A「あっ。」 Aは10円から手を離していた。 A「俺さ、様子見てくるから中で待ってて。」 Y「いや、おまえ。まだ、待った方がいいって」 A「大丈夫だよ。」 Aはそう言うと、Yをクローゼットに残して一人1階に行ってしまった。 Yはその間も信心深く10円玉から指を離そうとしなかったそうだ。 するとYが触れていた10円玉がわずかに動く感覚を感じた。 んっ!?と気になり10円を見るとYの指を乗せた10円玉はゆっくりと平仮名文字の上を移動し始めた。 Yはその時、あまりに唐突に動き出したので、頭が真っ白になったそうだ。 Aは1階に行っるし、自分はクローゼットに一人だし、自分が一体何に怯えてびびっているのかもわからなくなり ただ呆然としたそうだ。 その後、10円玉は平仮名の「ま」という文字を行ったりきたりしていたらしい。 ま、ま、ま、ま、ま なんだ「ま」ってと思っていたら 突然、部屋の電気が明るくなるのを感じた。 Aがガラっとクローゼットを開ける 光が差し込み眩しい。 Aは急いでいるようにまくし立てた。 A「悪い、このゲーム終了な。」 Y「えっ、なんかあったの?」 A「いや、何もないよ。だけど、とにかく急がなくちゃならないんだ。悪いけどY、今から家帰れる?」 Yの頭は完全にフリーズした。 A「もし家帰れなそうなら、ここ泊まってて!自由に使っていいから。」 Y「自由に使えって言ったって」 A「もし、帰るなら鍵ポストに入れてって。」 そういいながら、上着を羽織るとAは一言「ごめん、詳しいことは後で説明する。」と言って部屋を出ていった。 YはAの家に取り残されたが、少しずつ現実感が戻ってきた。 気がつけば、Yの指は10円から離れていたが もはや、それもYにはそれもどうでもよかった。 電話が夜中に鳴った家や10円が奇妙に動いた家には1秒もいたくないと思った。 Yは、クローゼットから出ると部屋の中が奇妙な臭いがで充満していることに気がついた。 線香の匂いだ。 線香の匂いが有り得ないほど充満している。 これはヤバい。 そう思ったYは、Aの家の電気を消すのも忘れる勢いで飛び出した。 Aの車はもうすでにガレージにない。 Yは仕方ないので、人がいそうな駅に向かって走った。 あまりにもびっくりして鍵も放置したまま出てきたそうだ。 Yは放心状態にな

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  • 怖いけど感動しましたね!実にリアルでした!こんな話なら退屈せずに、いつまでも読めます !次回も期待しています。もはや実話だったりして…笑
    天武
  • ざまぁねぇな!
    夢幻
  • はえーすっごい
    野獣先輩
  • ま、ま、ま、ま、まが危篤であることを伝えようとしていたなら、ちょっといい話になりますね。
    わらび
  • 誤解を恐れずに申し上げますと、フィクションとノンフィクションが混ざっています。 フィクションは私(O)は、架空の人物ということです。
    ニック
  • つまり、人形にAの母親の魂が入ったってことでしょうか? そう考えると包丁を人形に刺したAは、自身の危篤の母親を自らの手でとどめを刺したことになりますね。 部屋中に充満していた線香の匂いは、すでにAの母親は霊安室にいたということでしょうか? 怖い。 これ、実話ですか?
    ベテルギウス
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