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長編

ま、ま、ま、ま、ま

匿名 3日前
怖い 498
怖くない 406
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んの?今?」 A「いや、同時だよ。」 Y「同時ってどういうこと?」 A「一人隠れんぼしてる時に、こっくりさんやるんだよ」 Y「えっ、マジ?聞いてないけど笑。それで何するつもりなの?」 A「戦わせるに決まってんじゃん。」 Y「あはははは笑」 YはAの怪獣映画のようなノリで最強降霊術をやろうとしているアホさに思わず笑った。 だが、元々A程強気ではないYには一抹の不安がよぎったそうだ。 その後、カップ麺をYは食した後 しばらくAとテレビを見て過ごした。 夜12時に、YとAは始動した。 A「そもそもどうやるんだっけ?」 この時点で、誰も調べていなかったのでYとAはスマホでその場で調べながら準備した。 ぬいぐるみはAがUFOキャチャーで用意した某テーマパークキャラクターの人形が用意された。 人形の綿は思った以上に硬く、Aは顔の部分をカッターでくり抜いた。 そこにアロンアルファで米をくっつけたらしい。 そして、穴の空いた顔にルーズリーフを貼りルーズリーフにゴズィラと手書きで書き殴った。 本来は赤い糸で縫う必要があるとか、綿を全部抜かなくてはならないとの手順があるがAが面倒くさがって省略したとのことだ。 Yからすれば、キョンシーのような人形は不気味だったが正当な手続きを踏まなかったのでちょっと安心したそうだ。 その後、風呂桶に水を張り 隠れ場所にAの寝室のクローゼットを選び塩水を用意した。 クローゼットの中には懐中電灯とこっくりさんの用紙も一緒にしまわれた。 深夜3時になり、YとAは浴室にゴズィラと名づけた人形を持って行き、メモを見ながら段取り通りに部屋の電気を消し、10秒目を閉じて数えてから浴室にあるゴズィラを包丁で刺した。 Aは「次はゴズィラが鬼だからな」と言い 一緒にYとクローゼットまで戻ってきた。 辺りはシーンと静まり返っているが、Aだけは違う。 Aは「ゴズィラ追いかけてくんかな?」「Yいたら2人隠れんぼか?」みたいな感じで怖がる様子なく、おちゃらけている。 Yはそんな普段通りのAが側にいてこのまま何も起きなそうだなと安堵したという。 クローゼットの中で懐中電灯をAが点けた。 Y「お前やめろよ。見つかるだろ。」 A「はっ、お前信じてんの笑」 Y「いや、まぁ一応。」 A「お前ビビリだな〜、今まで心霊スポット行っても何も起きないだろ。今回も同じだよ。どうせ。

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  • 怖いけど感動しましたね!実にリアルでした!こんな話なら退屈せずに、いつまでも読めます !次回も期待しています。もはや実話だったりして…笑
    天武
  • ざまぁねぇな!
    夢幻
  • はえーすっごい
    野獣先輩
  • ま、ま、ま、ま、まが危篤であることを伝えようとしていたなら、ちょっといい話になりますね。
    わらび
  • 誤解を恐れずに申し上げますと、フィクションとノンフィクションが混ざっています。 フィクションは私(O)は、架空の人物ということです。
    ニック
  • つまり、人形にAの母親の魂が入ったってことでしょうか? そう考えると包丁を人形に刺したAは、自身の危篤の母親を自らの手でとどめを刺したことになりますね。 部屋中に充満していた線香の匂いは、すでにAの母親は霊安室にいたということでしょうか? 怖い。 これ、実話ですか?
    ベテルギウス
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