
短編
吐息
匿名 3日前
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私が小学2年生の時。
まだ子供だったので母と同じ布団で
枕を並べて寝ていました。
その日はたまたま母が仕事で夜は不在。
父は隣の布団に、私は広いスペースに
1人で寝ることになりました。
疲れているからかすぐに
ウトウトし始めました。布団に入って
何分くらい経ったか、右側の布団から
父のイビキが聞こえてきた頃。
ふー、と私の左耳に誰かが
息を吹きかけたのです。
すぐ隣は壁で、人が入れるスペースは
ありません。左を見ても、もちろん
誰もいない。父も寝ていました。
あの時の息を吹きかけられた感覚は、
大人になった今でも忘れる事は
出来ないのです。
この怖い話はどうでしたか?
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