
長編
命名:清子(仮名)
米 3日前
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場所なのに、子供たちだけで行くのは絶対にダメ。今から友達の親に連絡するから、約束した友達の名前を言いなさい」と言われました。
普段は「外で遊べ―」と言う親たちも、私の母が連絡した途端、
「よく連絡してくれました。あそこへは行かせません」との結論に至り、肝試しはキャンセルに。友人の親からは「行先を教えてくれてありがとう!」と褒められた一方、一緒に行く予定だった友達数人からは戦犯扱いされ、その後、肝試しには誘われなくなりました。
このことに対し、当時はもやもやしてましたが、中学受験・高校受験、そして大学受験と勉強漬けの日々を過ごし、私自身、すっかり「W地区の廃屋」の忘れてしまっていました。
進学校に進んだ私が、小学校の幼馴染と再会したのは、8年後の成人式でした。
皆の今までの境遇は様々でしたが、昔話で盛り上がり、ごく内々で同窓会をすることになりました。だだ、ここは田舎であり、世間は同窓会シーズン真っ只中ということで、確保できた店のは隣の市の居酒屋。時間は十分ありますが、距離的に車を使わないと行けないので、ドライブをしながら向かうことにしました。車は計2台・人数は9名。1台目にはカップル2組の4名、2台目には、私を含め、彼女いない組の5名(私+A君・B君・C君・D君)で乗り込み、目的地に向かいました。
走り出して10分、運転手のB君が脇道に反れ、しばらくして車を停止させました。
B「私君、ここ来たことないよね?」
ん?と思いましたが、ここは小学校の時に唯一キャンセルとなった肝試しの地、W区の廃屋でした。
B「実は小学校の時に怒られた後、俺らだけでこっそり行ったんだけど、廃屋につづく入口の前に門があって、中には入れんかったんよ。折角だからこの際、行ってみない?w」
私「門開いてないじゃん。上にトゲトゲあるし、上から入るのは無理じゃない?」
B「大丈夫~♪。門の鍵は昨日壊しといたw 手で押せば開くよw」
ここでメンバー紹介をさせて頂きますと、
私:当時20歳・男・車の免許持ち
A君:神主の息子。車の免許持ち
B君:いたずら好き。車の免許持ち
C君:車の免許持ち。D君:車の免許持ち
昔に比べ、心霊スポットへの恐怖心は薄れており、また何かあっても全員が車の免許を持っているため、なんとかなる との安心感から侵入を決意。1階と2階を2マンセル(2人1組)の計4人で探索し、一人は門を下った廃屋前の小スペースに、
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- 投稿者どうしでは、コンタクトは取れないか… 怖いですね…お察し致します。 でも世の中には紫雲さんのように力ある人もいるので望みを捨てずに生きて下さいね。K
- ここのサイトに投稿されている『紫雲』さんに相談されてみたら…? 彼女の投稿を読んで判断されたらどうでしょう…匿名