本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

新着 長編
仮想世界・異性の旅2(前)(新しい女性の姿)
仮想世界・異性の旅2(前)(新しい女性の姿)
新着 長編

仮想世界・異性の旅2(前)(新しい女性の姿)

2時間前
怖い 0
怖くない 0
chat_bubble 0
3 views

車1台が買えるほどの費用を支払い、仮想世界で「20歳の女性として生きる1週間」を体験した29歳の正昭。その奇妙な経験は、やがて薄れゆく思い出のひとつとなり、彼は平凡だが平和な日常に戻ったはずだった。

・・・

……しかし今、目を覚ました俺は、身体に凄まじい違和感を覚えていた。

胸にのしかかる妙な重み。股間の決定的な喪失感。視線を落とすと、見慣れない病衣の胸元には、柔らかな膨らみがあった。

俺は――あのときと同じように、女の身体になっていた。

「あのときの仮想世界の続きなのか……?」

いや、違う。肌を刺す無機質な空気、白い天井、そして規則的な電子音を響かせる様々な医療機器。ここは紛れもなく、本物の病院のベッドの上だった。

やがて、混濁した脳裏に戦慄とともに蘇ってきたのは、信じがたいほど冷酷な「現実」の記憶だった。

・・

あの仮想体験から、約5年。

日々の仕事に追われるうち、あの1週間の記憶は、質の悪い白昼夢だったかのように薄れていっていた。34歳になった俺は、新しい車の購入手続きを進めていた。

ディーラーの営業マンから提示された、最終的な見積書とローン返済計画書。

頭金の額、毎月の返済額、そして利息を含めた総支払額――それらを眺めていた俺は、ある数字に目を奪われ、凍りついた。

その数字は、かつてあの施設に支払った「オーダーメイドの仮想体験費用」の総額、そして今まさに完済しようとしていたローンの金額と、十の位までほぼ同額だったのだ。

「偶然……だよな」

俺は乾いた笑いを漏らしながらペンを握り、契約書にサインした。

念願の新車が納車されてからは、ドライブが趣味になった。あちこちの景色を求め、ハンドルを握る時間が何よりの癒やしだった。

だが、そんな穏やかな日常は、あまりにも突然の破滅によって引き裂かれた。

雨の降る夜の高速道路。

バックミラーを視線がかすめた瞬間、減速しきれずに迫り来る大型トレーラーの巨大な光が目に飛び込んできた。

次の瞬間、世界を噛み砕くような凄まじい衝撃。そして、納車されたばかりの新車は激しく炎上した。

全身に酷い火傷を負い、顔も体も原型を留めていない。救急搬送され、意識が引きちぎられそうな激痛に悶えるなか、俺の耳は確かに医師たちの切迫した声を拾っていた。

「この体はもう駄目だ。もはや……機能停止は免れない。例の『あの処置』を試してみるしか……」

「しかし、あれはまだ……!」

「このままでは手遅れになるんだぞ! 他に手段はない!」

1 / 3

後日談:

後日談はまだありません。

アバター 001_009

はじめまして、よろしくお願いします。

投稿数 2
怖い評価 0
閲覧数 6

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(0件)

コメントはまだありません。

0/500

・利用規約をよく読んで、同意の上でコメントしてください。

・連続コメントは禁止しておりますが、新規登録・ログインすることで、連続コメントも可能となります。

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.0.93

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

label 話題のタグ

search

【参加型】投稿企画・タイアップ企画

  • 心霊スポット
  • 意味怖
  • 学校
  • 禍禍女

一息で読める短い怪談

読み込み中...

じっくり染み込む中編怪談

読み込み中...

深夜に読むと戻れなくなる長編怪談

読み込み中...