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短編

100階建てのホテル(意味怖)

匿名 2025年7月21日
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若者4人が100階建てのホテルで、100階の最上階の部屋をとることができた。 予約は取れたものの、ホテル側から一言 「その日はエレベーターの整備のため夜12時になったら全てのエレベーターが使えなくなります。12時までには必ず外出先から戻ってきてください。」 とのことだった。 若者4人はそれなら気をつけないといけないと思っていたが、夜の街に出るとあまりにも楽し過ぎて時間も忘れて騒いでいた。 気がついたら夜12時近くだった。 若者たちは急いでホテルに戻ったが、間に合わずエレベーターは全て止まっていた。 フロントにお願いしても整備中なのでどうにもならないとのことだった。 若者たちは仕方なく階段を上がることにしたが、ただ階段を登るだけではつまらないので、1階分登ることにこわい話をしよう、そうすれば前からやってみたかった百物語ができる。 若者たちは面白そうだと盛り上がっていた。 フロントのある1階から登り、ひとつ上がることに物語を語っていく。 1話あたりの長さを1分程度としたとしても100話なら100分、時間制限はないので話が長くなることもあるし、階段を登るのにかかる時間もある。 階段を登りながらの百物語は予想以上に時間がかかり、このまま夜が明けるのではないかと思う程だが、若者たちは熱心に続けていた。 97話、98話、99話・・ そして最後の階段を登り、100話目を話すときがきた。 「俺が今から話す話は一番こわいからな。覚悟しろよ。」 若者たちは唾を飲み込んだ。 「一つ上がることに1話ずつ語るって俺たちで決めたよな。話数にズレがないように今何話か確認して飛ばしてないことも確かなんだ。ここのホテルは100階までで階段もエレベーターも100階で終わりっていうのは確認したよな。じゃあ、俺たちが今いるのは何階なんだ??」 聞いていた若者たちははじめ 「何言ってるんだ。100階に決まってるじゃないか。」 と言ったが、その直後意味に気づいてブルブルと震えていた。 「なぁ、俺たち戻れるのかなぁ?」 「分からないけど、階段を下りて確かめるしかないんじゃないか?」

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