本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

悲しき事
長編

悲しき事

匿名 2015年3月22日
怖い 736
怖くない 732
chat_bubble 5
45,420 views
初めにこの話は本当にあった出来事なので 言霊も強く霊を引寄せるかもしれません 文章に残すことも初めてなので何があっても自己責任でお願いします。 この出来事は僕が27歳の頃あったことです 親戚の叔母は うつ病と病院で診断されてました。 叔母に会うのはお正月母方の実家に帰る時に会うくらいのお付き合いでしたが 遊びに行けばいつもニコニコしていて とても優しい叔母でした。 叔母の仕事は看護師で看護師長でした 母の両親と同居していて 仕事と家庭と 両方のプレッシャーが相当あったのでしょう。 しばらくぶりに会った時には仕事も出来ない状態で家で療養してました。 僕は病気には詳しくないのですが うつ病って何なんでしょう? 精神的な病?解明できてないはずですよね? 僕の実家は僕が15歳の時母が霊にとり憑かれて家庭が崩壊しそうになりましたが 先生(イタコ)を人伝に紹介してもらい救ってもらった経緯がありました。(この話は今度詳しく書きます) 実家が呪われたとき一番被害を受けたのが母でした。そんな母が叔母を見かねて 先生の所に連れていこうと言うことになりましたが 実家で起こった出来事って信用してない人にとってはオカルトなんですよね 実際連れていこうとなっても叔母の旦那(母の弟)は面白半分です。 実家で起きた出来事の酷いときには叔父は母の姿を見ていないので気持ちがわからないのではないのですが…どーにもあっけらかんとしているかフワフワしてるというか 何だかんだで叔母夫婦を先生の所に連れていく日になりました。 車は2台で出発です。 僕ら家族(父と母)と叔母夫婦で2台で行きます 場所は詳しく書けないので某所としておきます。ちなみに北海道です 某所に着きました。外観は普通の家です 僕らは救われてからずっと通っているので見慣れたものです。 ここで叔母に異変が起きます 叔母『嫌だー嫌だー入りたくない入りたくない』入口の前に這いつくばります。 父『大丈夫、大丈夫』 叔母『うーわー!!いやだー』 埓があかないので叔父が起き上がらせようとしますが、びくともしません 今度は男3人で起きあげようとしますが物凄い力です。叔母は小柄で華奢です。 やっとの事で引き起こし母が家の扉をあけますが今度は玄関にしがみつき 叔母『いやだー入りたくない入りたくない』と大抵抗します。 すると家の中から先生が出てきて 先生『ほら、何やってるの入りなさい楽になるから もぉー入りなさい』優しく諭すように先生が言いました。 叔母はすーっと力が抜け素直に中に入ります。 先生『どーしたの?怖かった?もー叔母さんについてるもん払われたくないって抵抗してるんだから』 父と母は驚いていません 昔母も同じことしたみたいです。僕は初見です 先生『あんたの母さんも凄かったんだから抵抗して抵抗して(笑)』何とも和やかに話をしてますが当時は本当酷かったんですよ 叔母は中に入ってから不思議な力を感じたのかソワソワと落ち着かない様子ですが 大人しく正座しています。 入口で異変があったことで僕ら家族は 叔母に憑き物があることを確信していました。 先生『そしたら叔母さんに何おきてるか神様に聞いてみようか』 僕らのほかにも先生の所に来ている人達もいますので全員 神様と仏様を奉ってある部屋に移動です。 先生がお経を唱えはじめます 叔母はカタカタと震え出します。 隣で叔父はキョロキョロキョロキョロと 僕らは先生のお経に合わせます 先生のお経が通常のお経から憑き物を祓うときに唱えるお経に変わります 先生『うー あーふぅぅぅぅ』身体をさすりながらさながら蛇が巻き付いていくかのような手の動きをしながら 先生『ふぅぅぅぅ ふぅぅぅぅ』と自分の身体に降霊させます。 ふぅーーーーっと大きな呼吸をしながら土下座をしたような感じに先生がなりました その時叔母もシンクロしたかのように倒れこみます。そんな叔母を叔父が支えます 先生『… …』 先生『あーゾワゾワする ゾワゾワする』 先生『あー痛いね痛いね あー』 先生に何が起きているのか訪ねなくてはなりません(影響があるかも知れないので伏せます)聞くことは順番で決まってます 叔父『あなたは○○ですか?』 先生『…』頷く 周りの人達 あーヤッパリと言う感じです 叔父『どこからきたのでしょう? 家ですか?』 先生『…』首を横に振ります 叔父『別の場所ですか?』 先生『…』頷く 暫し無言の時間が続き ふぅーーーーっと大きな呼吸をし もにょもにょとお経を口ずさみ ゆっくりと身体をお越し 数珠を右肩 左肩にタオルで叩くように何かを祓うかのような動作をします。 その後 他の人の質問などを神様に聞いて 次は仏様に祓ってもらう順番です いつものお経と違います 先生の身体が飛び上がるかのように上下に動きます ふぅるるるる(馬の鳴くように) 数回繰返します 叔母も身体をさすり動きが激しくなります (よくTVの心霊番組でみられるような光景) 叔母の中の者が大きく抵抗します しかし先生は負けません 何度も何度も 祓いのお経を唱え払い除けます (表現が稚拙ですみせん) 5分位の時間でしょうか?先生の動きが止まり 叔母も落ち着いたように大人しくなります。 その後 通常のお経を唱え完全に祓うための内容を話はじめました 先生『玉子を20個とお米を3合を箱に入れ 夜中の2時から3時の間に誰とも会話せず川に行き川に背を向けて叔母の名前を言い叔母から去れ叔母から去れ叔母から去れと3回言い玉子と米を川に流すこと 決して行き帰りに後ろを振り返らないこと振り返れば全てが戻ってくるからね』と 玉子と米の量はその憑いていたもの強さによって変わります 玉子20個は結構な強さです 川には叔父が行かなくてはなりません 真剣に話を聞いてます 叔父は霊の存在を認識したみたいです 叔母は自分の中に憑いていたものが大人しくなったのかぐったりとしていますが少しスッキリした感じです お祓いは午前と午後1回ずつ行うので 昼からも受けました 昼からは叔父から霊が出てきました 叔父には死霊がでました 全く身に覚えのない人物でした 先生『叔父はキョロキョロキョロキョロしてる頭取られてあっちみてこっちみて仕事何か転々としてるね、子供みたいに何にでも興味をもってフラフラフラフラしてるよ』 先生は叔父の細かい職業の事とかは何も知りません しかし言っていることは合っています。叔父は1つの仕事に落ち着かず職を転々としていました。 先生は自分降霊することでその人の事がわかります 叔父と叔母は初めての事で頭も混乱したことでしょう。 その日は近くのホテルに泊まり叔父は先生に言われた事を実行しました。 次の日また先生を尋ねます この日は叔母はすんなりと家に入りました 僕簡単に言ってますが 家に入りたがらない人は相当強いものが憑いてます 普段の様子もおかしくなってるはずです 話を戻して 2日目 昨日祓ったものを確実に抑え込んで行きます 何と言ったら良いのか 祓うと言うことは身体に穴が空くのと同じ感じで別の者が入って来ないように穴を埋めなくてはなりません 昨日の用に何か出てきたわけではなく 先生の加護を受けます 正確には神様と仏様の 叔母に会話が増えてきました 僕は仕事があったのでこの日で別れました それから1週間叔父と叔母と父と母は先生の所に通いました 1週間後僕も合流し叔母の様子をみたら 本当に元気になっていました この人うつ病って言われたんだよね?って 位元気になってました。 ここからは先生から言われた事を書きます 1週間通って大部よくなったので1週間に一度通いなさいと言われてました また 叔母の事について 叔母には○○が憑いてました。先生の表現で 頭が取られていた状態で叔母の意思はほとんどない状態 頭が取られると薬など身体を治す物を受け付けないようにし身体を蝕み弱らせ命を奪うみたいです 叔母は完全に穴を埋めきれていないし原因も職場や家にもあったらしく油断は出来ない状態と言ってました 先生を訪ねてから3ヶ月たったある日僕の家に1枚の葉書が届いていました 叔母からです 『あの時は一緒に行ってくれてありがとう 叔母さん凄く元気になったよ 僕は優しいね 僕の言葉に凄く励まされた』 (僕の部分は名前です)という内容でした 何かわかりませんが良かったな~って思いました。 母に聞いたのですが鬱の症状もほとんど なく元気になっていました それから1週間後 訃報が 叔母が亡くなりました 僕は訳がわからなくなりました 原因は自殺です 叔母が借りていた本を返しに市の図書館に行ったとき図書館から飛び降りたみたいです 原因はわかりません 通うことに疲れたのか まだ残っていた者があったのか 今となってはわかりません 叔父に叔母がすがっていれば先生に聞くことはできますが… 僕は喪失感でいっぱいになりました おこがましいかもしれませんが 叔母を救うことが出来なかった悲しみ 残された人達の気持ち複雑でした。 父も母も同じ気持ちでした。僕ら家族は人の助けで救われています だから余計に救えなかった事が悔しくてなりません 僕はこの出来事や家に起きたことを考えると うつ病や原因不明の病気って物は憑き物があると思ってます。 世の中には科学で判明出来ないことあるんです。知ってる人 信じてる人は救われる可能性があります。 オチのように一言添えると話の信憑性が無く聞こえると思いますが 叔母が無くなった後 しばらく同じ夢をみてました 夢の内容は自殺している夢です しかも落ちてる途中の映像がみえます 見える景色は叔母が無くなった図書館の壁です 何日か見ました かなりリアルに感じる夢でした 7年位たった今でもたまにみます 僕は今でも先生の所に行っていますが叔母は僕には憑いていません 叔母が成仏していることを心から願います。

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(5件)

コメントはまだありません。

0/500

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.2.89

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

label 話題のタグ

search

隙間時間のゾッとする話

読み込み中...

世界に引きずり込まれる怪異ノート

読み込み中...

読み進めるほど逃げられない恐怖譚

読み込み中...
chat_bubble 5