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中編
ろうそくのある山小屋
中編

ろうそくのある山小屋

2020年10月29日
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これは私の叔父が若い頃に体験した話です。

当時大学生だった叔父はアウトドアを趣味にしており、大学が休みの日は頻繁に仲の良い先輩と2人で関東近郊の山を登っていました。

この日も叔父と先輩は、とある山を登頂し日が傾いたので、その中腹にある山小屋に宿泊することを決めました。

この山小屋は屋根と壁以外は蝋燭とマッチ、それを置く小さな机くらいしかない文字通り「小屋」でした。もちろん電気もガスも来てないため、日が暮れると蝋燭にマッチを使って火を灯す必要があります。蝋燭とマッチは数も限られていて、万が一火事にでもなったら大変なので、なるべく節約する必要がありました。

その日一日中山を歩き疲れていた叔父が寝ていると、先輩が「おい。おーい。」と揺さぶって起こしてきたそうです。

何事かと叔父が横になったまま聞くと先輩は、

「お前なーションベン行った?ろうそく使っても良いけど、ちゃんと消せよなー」

と苦笑いで言ってきたそうです。

叔父はトイレに行った覚えなどありませんでしたが、自分が疲れて寝ぼけていた可能性も感じ「すみません…」とだけ謝りました。

先輩も叔父を責める気は無かったようで、「おう。」とだけ答えると蝋燭の火を吹き消し、2人ともまた眠っていきました。

しばらく寝ているとまた「おいおい。なぁ〇〇。」と、呆れたような先輩の声で叔父は起こされました。「消せって言っただろ?危ないから気を付けろよ。」起き上がってみるとたしかに蝋燭の火がついていました。

「いや先輩…俺起きてないですよ。」

「はぁ?寝ぼけてるのか?俺は蝋燭が眩しくて起きたんだぞ。お前がつけたんだろ!」

「いやホントに…俺は…。」

「もういい。次は気を付けろよ。」

先輩は一方的に話を切り上げると、火を消して横になりました。

この先輩は冗談が好きで、これもドッキリみたいなものかもしれないと叔父は思ったそうです。どこか釈然とはしない気分でしたが、ドッキリなのだろうと自分を信じ込ませ、叔父はもう一度眠りました。

どのくらい眠っていたかはわかりませんが、叔父は先輩の「おいおいおい!」という声と共に激しく揺さぶられ起きました。目を開けると部屋が明るく、また蝋燭に火がついていました。

「お前…いい加減にしろ!消せっつったよな!?」

先輩は凄い剣幕です。この先輩がこんなに怒っている姿はこれまで見たことがなかったらしいです。

「先輩!これ俺じゃないです!先輩じゃないんですか!!」

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後日談:

  • 読んで頂きありがとうございました。 この話の真偽は分かりませんが、幼い頃私が叔父から聞いたことは事実です。 この話を文字に起こして投稿するのも初めてなので、読みにくい点等もご容赦ください。
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はじめまして、よろしくお願いします。

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