
長編
葬儀場での話
匿名 2日前
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事は語らず、明日の事を確認し
布団の上で携帯をいじったりして時間をつぶし、そろそろ就寝しようということに。
私の左には父が、右の布団には叔父が寝ることになり
22時時頃に電気を消し、皆就寝しました。
その夜…
家とは違う布団などではあまり寝付けない体質の私ですが
その日は色々あって疲れていたせいか、割とすぐに眠りにつきました。
どのくらい時間が経ったか…
突然…
ズンッ…!
胸のあたりに重みを感じ、圧迫されたような感覚が。
その感覚で意識は覚醒していたと思いますが、なぜか目を開けられない
真っ暗な視界の中、胸に感じる重み、圧迫感
それがじわじわと強さを増していき、違和感だけだったものが苦痛へと変わっていきました。
「・・・・・・っ!・・!?」
声を出そうにも出ず、起き上がろうにも体は動かせない
いわゆる金縛り状態に。
(なんだこれ・・・なんか乗ってる?動けない・・くるしい・・)
何だろう?誰だろう?何が起きてる?やめてくれ
頭の中で思考がぐるぐる巡り、何もできないままその重みは更に力を増していく
(ちょ・・これ・・やばいかも・・)
一体「これ」が何なのか正体もわからず、本気で身の危険を感じた
その時でした…
「もういいだろう・・・」
その声は私の右隣で寝ていた叔父の声でした。
叔父が私に向かって言ったようにも聞こえましたが
何故か私ではなく、私の上にいるであろう「何か」に向かって言ったようにも思えました。
その瞬間…
すっー‥っと私に圧し掛かっていた圧迫感が次第に緩んでいき
やがて「謎の重み」は消え去り、胸の苦しみから解放されました。
私はその安心感からか、そのまま気が遠くなり眠ってしまいました。
翌朝になり
目が覚めると、私はいつも通り起き上がることができ
身体にも何の異変はありませんでした。
昨晩の事を叔父や家族に起こったままの事を伝えましたが
家族は何もなかったと言っており、叔父に関しては
「全然覚えてない」と言っていました。
その後、祖父の葬儀を執り行い
滞りなく式は終わりました。
この一件以来、私自信や周りにそういうった事象は全くありません。
「あれ」が一体なんだったのか
霊的なものを信じていなかったあの時ですら
(もしかしたら祖父が私に何か伝えたかったのか?)
そう思わされるほど強烈な出来事でした。
しかし…なぜ私だったのだろう?
そして、叔父のあ
後日談:
- 初めまして。初投稿になります。 お読みいただいた方がいらっしゃいましたら感激です。 長文、拙い文章力で申し訳ありません。 もし機会がありましたらまた投稿してみたいと思います。 ありがとうございました。
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