
短編
エトワールマンション
匿名 2日前
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私が小学生の時の話です。
父の仕事の都合で、エトワールマンション(仮名)に引越しすることになりました。
家族は、父、母、私、弟の4人家族です。
引越ししてすぐは、特に何か自身に変化は無かったと記憶しています。
はじめにおかしいと気づいたのは、1番上の住人がえらく冷たい態度だったこと。
当時読んでいた絵本とリンクして、登場するキツネと被るような目つきで、いつも睨むようにしてすれ違う感じだったことを覚えています。
半年も過ぎたころ、母の顔色が凄く悪くなっていることに父が気付き、居間で話している時がありました。
どうやら、毎日金縛りに合っている様子。
しかも、同じ侍の夢を見るといっていました。
同時期、私は学校で開催される合唱コンクールの練習に精を出していました。
家で家族が誰もいない時、壁に向かって大声で歌い、練習していました。その時、何故か壁の向こうから誰かが拍手してくれているような感覚になり、いつも壁に向かってお礼を言ったり、話しかけたりしていました。
飼い猫は何故か暗闇に向かって唸りをあげることが多くなり、私や弟が子供部屋の勉強机で勉強している時に、イスの下に向かって飛びついて来ることが度々ありました。
後日談:
- あまりにも人に話すには危ない話なので、これ以上は控えます。
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