
中編
先回り図書館
匿名 3日前
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うです。
そしてそっとその棚に近づこうとした時、そこに人がいました。
Aちゃんはすこし人見知りでしたので、狭い図書館で二人きりになると気まずいと感じ、さっと本棚に隠れました。
その人は40代後半でしょうか?中年の男性が立っていました。
しかし、その立ち姿が異様なのです。その男は、体を前後に揺らすように立っていたそうです。目は虚ろで口からは涎が垂れているのが遠目にもわかったそうで…
Aちゃんは引きかえそうと思いましたが、その男の手の中をみて足を止めました。
赤い装飾の分厚い本。
間違いなくAちゃんが探していた論文です。
男はその本を持ちながら前後にゆらゆらと激しく揺れています。
遠目にも異様とわかる光景に、Aちゃんは怯え逃げるべきだと感じながらもじっと見つめてしまったらしいです。
そして、その男が持っている本をぼーっとみていたらあることに気づきました。
男は本であることをしている。
ページのページの隙間に男性器を挟んで激しく手で擦っていたのです。
Aちゃんは生理的嫌悪感に襲われましたが、見つかると大変なことになるのではないかと口を手で押さえました。
一心不乱に男性器を本に擦り付ける男は、やがてその動きをやめて元の場所に本を戻しました。
男が早足でそこを去ったのを確認した後、やめればよかったのにAちゃんはそっとその論文を開いたそうです。
見覚えがありました。
Aちゃんが借りようとしていた本に、いつもいつもついていたあの皺です。
思わずAちゃんは本を取り落としました。
震える足でその場を後にしようと後ろを見たその瞬間、本棚と本棚の間そこで男がAちゃんを眺めてにや〜っと笑っていたそうです。
後日談:
- 実話です
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- オモロイやんけななし
- 実話とか書いちゃってる痛さがきもいなつまらなければ 怖くない に一票^^
- へんたーいぴやリー
- きもーい。ままま