
長編
古いオフィスビルでの出来事
匿名 15時間前
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ったのか?」
と思っていると、
中から扉が開き、年配の女性が覗きます。私はまだ、息が上がっていて、うまく話せず、はじめて会う大家さんに
「あの......」
大家さんは、
「あらあら、階段つかったの?」
「こっちに入って、ここから出なさい」
私は言われるがまま、鈴の扉から入って、すぐ左の壁の扉から出ました。
前の景色をみて、
「えっ?!なんで?!おかしい!!」
ここは会社ビルの裏側の外側につている非常階段です...。
しかも、見慣れた灰皿が置いてあるので、4階のうちの会社の裏の非常階段に出た...。
すぐに振り返って扉を見ると、さっきと違う扉で、見慣れた非常扉です。鍵を確認すると、閉まっている...。
「いったい今まで何だったんだ?」
そう思いながら、非常階段を降りてビルの入口に回り込もうとしました。
すると、携帯電話が鳴りました。
お客さんからです。
「どうした?ずいぶんトラブルに手間取ってるな?こっちから何回か電話しても繋がらないし......。あとどれぐらいかかりそう?」
私は
「ああ、すいません。ちょっと手間取ってまして...。あと、1時間くらいで行きます!」
お客さんは
「おいおい、さっきから1時間以上たってるよ!まだかかるの?しょうがないな~。待ってるよ!」
えっ?!そんなに時間たってる?
携帯見たら16時18分。多分ビルに最初に入ったのが14時ぐらい。
自分が思ったより1時間ぐらい余分に時間が経っている気がする...。
そう思いながら、歩いて会社ビルの入口に来ました。
さて、さっきの事を大家さんに聞きたいし、結局忘れ物も置いてきてしまってます。
もう一回インターフォンを押すと...
誰も出ません。
「えーっ、なんで!
さっき大家さんいたじゃんっ!!」
と泣きたくなりましたが、
またさっきみたいなのは怖いし、お客さんも待ってるので、もう取りに入るのはあきらめ、自宅に取りに帰り、その日はお客さんにお詫びしてなんとかなりました。
そして次の月曜日。
会社に出勤し、社長に3階の蛇の話をしました。
「なんだ。おまえも見たのか!」
と言い、私の前ですぐにどこかへ電話をかけました。
「はい。また、うちの社員が見たそうなんです。はい、はい...」
と誰かと話したあと、社長は、
「今から大家さん来るから話せ。」
と社長から言われました。
すぐに
この怖い話はどうでしたか?
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- その後の様々なお話、読んでみたいです!霊子