
長編
古いオフィスビルでの出来事
匿名 4時間前
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?!」
私は驚き、会社事務所の入口を見ます。
階段を昇ってくれば様子が見えるので、下から誰か上がってくるかも知れないと警戒しました。
...しばらく、そのまま見てましたが、誰もきません。
「…下に降りていった?」
でも、おかしい。
さっきは3階に誰もいなかった。
それに、気のせいにしては、音がハッキリして大きすぎる...。
ただ、直接見に行くのは怖いので、階段の踊り場から下を覗いて見ようと思いました。
事務所を出て、階段の踊り場から下の様子を見ました。
すぐ下の踊り場はみえるけど、何故かいつもより暗い...。
電気がついてないのはわかるが、何でだ?
と考えた...。
あっ!あるはずの外光を取り込む窓が3階にない...。
なんで?ここどこ?
と思ったとき、
ゴゴゴゴッ!......
ゴゴゴゴッ!......。
さっきの音がします。
そして断続的に音がして、音がするたびに、床に振動が伝わってきます。
地震か!?
と思ったとき、下の踊り場に3階から出てくる大きな白い蛇がうっすら見えました。そして、とてもゆっくり壁に体を擦りながら進んでいて、このままだと多分こっちに上がって来きます..。
「やべっ!見つかる!」
と思い下を見るのをやめ、
「ここはどこだ?
あの蛇は何なんだ?」
考えても答えはわかりません。
このままここにいたら、蛇が上がって来ます。
さて、会社に逃げて身を隠すか?さらに上に逃げるか?
どちらにしても逃げ場は無い気がしました。そのとき、閃きました。
「あっ!最上階に大家さん...」
もう短い一瞬でいろんな事を考えました。多分大家さんのところに行くのが正解のような気がしました。
そして、持っているものは邪魔なので、その場に手放し、上にダッシュしました。上の階は外光が入る窓があります。
大家さんは6階!
階段をかけ上り、6階の扉の前に来ました。
実は大家さんとは、インターフォンで話したことはあるのですが、直接会うのははじめてでした。声のイメージでは60代の女性です。
呼び出し用の鈴がドアの上についていて、太めのひもがぶら下がってました。紐を揺らして鈴を鳴らし、ドアを叩きます。
一気にかけ上がったので、息が上がっています。
振り返って見回すと蛇はいません。
音も聞こえなくなってます。
「追い付けなかったのか?…
他の階に入
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- その後の様々なお話、読んでみたいです!霊子