
長編
古いオフィスビルでの出来事
匿名 3日前
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、セキュリティが遠隔解除され、入口の鍵が開きました。
「まあ、多分エレベーターか階段が使えないってことだろう…。確認しながら使えばいいや…。」
と思いながら、ビルに入りました。
まず、エレベーターの上のボタンを押し、動くか確認しました。エレベーターは1階に停まっていたので、すぐに扉が開きます。
「ああ、動くんだ。
階段が使えないってことかな.....」
と思いながら扉が空くのを見ていたら、中にモップだけ乗ってました。
モップにちょっと驚きましたが、多分大家さんはこの事を言いたかったのかな?と思い、乗り込みました。
エレベーターの扉が締まり、体調も悪かったせいか、私はボーッとしてました。
しばらくして、ふと気づくと、
「あれ?エレベーター動いてない?!」
と焦りましたが、
階数ボタンを見るとすべて消えてます。
「ああ、行き先ボタンを押し忘れたんだ...。そりゃ動かないよ...。」
と自分を納得させながら、行き先階のボタンを押そうと手を伸ばした。
すると、エレベーターが動き始めました。
「あれ?なんで?」
と思いながらも、会社事務所がある4階をすぐ押します。
ボタンが光り、エレベーターの進行を扉の上の階数を示す番号の光で確認します。
2階……
3階……
あれ?
止まりました...。
誰かが外から押した?
でも、入口のセキュリティがかかっていた事を考えると、私の他はいないはず...。大家さんか?
と考えていると、扉が開きます。
3階は、電気がついておらず、非常階段の灯りだけです。ビルメンテナンスをやっている会社です。
エレベーターから降りずに、ちょっと顔を出して見回しても誰もいません。
「なんだ?なんで止まったんだ?
気味悪いな...。」
と思い、エレベーターの閉めるボタンを早めに連打して押し、扉が締まり、4階に動き始めます。
「よかった...。」
とホッと息をつき、無事に4階の会社事務所に着きました。
お客さんに納品する物を準備して、ちょっと余裕もあったので、他に仕事のやり忘れかないか確認しました。
会社にくると、余分な事までやってしまうもんですよね。
すると、
ゴゴゴゴッ!!
と、下の階から一斉に椅子から立ち上がるような、大きな引きずる音がします。
「えっ?!
誰かいる?しかもすごい人数!?
なんで
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コメント(1件)
- その後の様々なお話、読んでみたいです!霊子