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ごめんなさい
短編

ごめんなさい

パンパカパン 2015年8月23日
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これは、小学生のころの話です。 当時近所にエミちゃんと言う子がいて、彼女は、お父さんが病院に入院、お母さんはパートや見舞いに行くと言う生活でまだ保育園に行っていないエミちゃんは夜になるまで一人でいました。ご近所さんとして周りの方達も食事やお風呂等世話していました。 ある日、私が泥だらけで一人でいるエミちゃんを見つけ、私の家においで。と誘い、お風呂と汚れた服を洗濯していた時、彼女がまだ泥がついた体のままベッドに上がり汚してしまいました。 私は思わず彼女を叩き、しかりつけました。 それでも服を乾かし、着せて彼女を帰したのですが、その夜、彼女のお父さんが亡くなったと父から聞き、明日お通夜だから夕方に一緒にいくぞ。といわれました。 恐怖はその後に起きるのですが、夜11時頃、誰かが玄関のドアをドンドンと叩いて来ました。私の家は、ドアの前が茶の間で、誰だろうと窓を開けると、誰もいません。 あれ?誰だろうね。 と窓を閉めるとまた、ドンドンと叩いて来ます。 また、すぐに窓を開けても誰もいません。 父は怒り、 誰だ!いい加減にしろ。 と窓を閉めた瞬間、我が家の窓、ドア全て、ドンドン、ドンドンと一斉に叩いてくるのです。 私は怖くなり、自室へ行き、部屋の窓を見たその時、窓ガラス一面に無数の手形が。ウワッと声を上げると手がニュッと出てきて、段々部屋に乗り込んでくるんです。手から頭が出て顔が見えた瞬間、それは、エミちゃんのお父さんでした。その顔は怒った様でじっと私を見ています。 私は思わず、ごめんなさい。ごめんなさい。と言うと消えていきました。 翌日、お通夜で彼女の家に行くと、彼女のお母さんが私に言いました。 家のエミがベッドを汚したんでしょ。それと、洗濯も。お父さんから聞いたんだけど、それであなたの家に行ったんだけど、驚かせてごめんね。 真面目な表情で言われました。 私も父も、エミちゃんから聞いたのですか?と聞いても彼女のお母さんは、いえ、主人から聞きました。と話すだけです。 私が見た物は確かに彼女のお父さんでしたが、病院で危篤の人がそんな事を言うはずがないと思ったまま、御遺体を見ると、白い敷き布団の上に、白装束で掛け布団がない状態でいたのですが、何気なく手を見ると、その両手は黒く汚れていました。

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