
私は……父が……好きでした……
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私、月岡美咲(つきおか・みさき)は、漁業が盛んな小さな村で、裕福な実業家の一人娘として生まれました。
ここは海に囲まれた村で、学校や医療施設も整っており、住むにはとても良い場所だと思っています。
しかし、私が生まれる前のこの村は、娯楽も少なく、寂しい場所だったと聞きます。
その村を父は、数年で発展させ、今のような繁栄をもたらしました。
※
昭和に生まれた父は、若い頃は非常に貧しかったそうです。
両親と、近くに住むおばあさんの4人で小さな家に暮らしていました。
父の両親は、怠け者で、父が生まれても生活は変わらず、遊びほうけていたそうです。
ある日、借金が膨れ上がり、逃げるようにしておばあさんのところに押しかけてきました。
おばあさんは独り身で淋しかったのか、そんな両親を受け入れました。
やがて父が生まれましたが、両親は育児をおばあさんに任せ、自分たちは相変わらずの生活を続けたのです。
父はおばあさんに愛されて育ちましたが、両親からはほとんど無視されていたため、心の傷を負っていました。
父は、両親の怠慢を反面教師に、必死に勉強しました。彼は学校でトップの成績を収め、村人たちからは愛される存在になったのです。
高校に進学することは諦めていた父でしたが、村の人たちの助けを受けて、就職することができました。
その後、父は自分の会社を立ち上げ、成功を収め、村を豊かにしました。
しかし、父の結婚は遅く、彼は女性に対して自信が持てず、なかなか踏み出せませんでした。
ある日、父は友人と京都旅行に行きました。そこで出会ったのが、着物を着た美しい女性、母です。
彼女は、父に声をかけ、優しく接してくれました。それが二人の出会いでした。
母はアメリカの大学を卒業した美しい女性で、父は彼女に夢中になり、結婚を決意しました。
私が生まれた時、父は46歳、母は25歳。父は私の名前を『美咲』と名付けました。
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