
長編
私を護るものたち
ネコ 3日前
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た。
それと同時に他のことを考える余裕もできたせいか、急に頂上へ向かっていった友達のことが心配になりました。
ここには何かがいる。
霊的なものを信じてはいませんでしたがそう思わざるを得ませんでした。
『皆も守って』また無意識に喋っていました。
すると頬に柔らかな毛のような感触が一瞬した後、車のドアが開きました。
みんな息を切らして帰ってきたんです。
どうしたのか尋ねると、動物の足音が聞こえて襲われたら怖いので逃げてきたと言っていました。
その時私は完全に体調も良くなっており、帰りはみんなで喋りながら帰りました。
家に着いた時に父にI山で星見てきたよと言いました。
そしたら父は驚いた顔をしました。
だって、その山1か月前に複数の自殺者が見つかって閉鎖されていたはずなんですから。
でも閉鎖の看板なんかは一切なかったことを伝えると、誰かがイタズラに撤去しちゃったのかもね、とだけ言いました。
あぁあの時の嫌な感じや頭痛や寒気はそれが原因か、と1人で納得していました。
そして獣の守護霊が守ってくれたんだなと。
その後、私は一応お祓いの為にAさんの所へ尋ねました。
Aさんに会うのは3歳の時以来です。
Aさんは私を見るなり『何かあったね。霊に入られかけた痕がある』と言ってきました。
私は驚いて、起こったことを話しました。
そしたらAさんは頷いて『(私)ちゃんの守護霊ね。強いよ。神様のお使いが憑いてくれてる。お狗様かな。いや、狼に近いかもしれない』と興奮した様子で話しました。
そして私に一つ問いかけました。
『(私)ちゃん。海は好き?』
私は驚きました。
山間部で育った私は物心着いた時から海に対して強い憧れを抱いていましたから。
だから高校も海に関わる高校に入ろうと決めていたし、就職も船にしようと思っていましたから。
私は頷きました。
『だよねぇ。だってさっき神様のお使いって言ったでしょ?その神様は多分だけど海に関わる神様だと思うよ』と言われました。
そんな事まで分かるのかぁと、感心しながら私はお祓いを受けて帰りました。
その時に、何でもいいからアクセサリーを身につけておくといいよ。ミサンガでもネックレスでも。と言われました。
危険が迫った時、守護霊達がそのアクセサリーを通して教えてくれるから。と。
以上が4回目の霊体験です。
次が最後になってしまいますね。
最後言えどあまりインパクトは強くありませんよ。
ではお話します。
私
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- 守護霊っているんですね。名無し