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リゾートバイト
長編 emoji_events 殿堂入り

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しずく 2013年1月5日
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言い出した。 A「お前さ、上についてすぐしゃがみこんだろ?俺とBで何してんだろって目を凝らしてたんだけど、 なにかを必死に食ってたぞ。というか、口に詰め込んでた。」 B「うん・・。しかもさ、それ・・」 AとBは揃って俺の胸元を見つめる。 なにかと思って自分の胸元を見ると、大量の汚物がくっついていた。 そこから、食物の腐ったような匂いがぷんぷんして、俺は一目散にトイレに駆け込み、胃袋の中身を全部吐き出した。 なにが起きているのかわからなかった。 俺は上に行ってからの記憶はあるし、あの恐怖の体験も鮮明に覚えている。 ただの一度もしゃがみこんでいないし、ましてやあの腐った残飯を口に入れるはずがない。 それなのに、確かに俺の服には腐った残飯がこびりついていて、よく見れば手にも、 ソレを掴んだ形跡があった。 気が狂いそうになった。 俺を心配して見に来たAとBは、 A「何があったのか話してくれないか?ちょっとお前尋常じゃない。」 と言った。 俺は恐怖に負けそうになりながらも、一人で抱え込むよりはいくらかましだと思い、 さっき自分が階段の突き当たりで体験したことをひとつひとつ話した。 AとBは、何度も頷きながら真剣に話を聞いていた。 二人が見た俺の姿と、俺自身が体験した話が完全に食い違っていても、 最後までちゃんと聞いてくれたんだ。それだけで、安心感に包まれて泣きそうになった。 少しホッとしていると、足がヒリヒリすることに気づいた。 なんだ?と思って見てみると、細かい切り傷が足の裏や膝に大量にあった。 不思議におもって目を凝らすと、なにやら細かいプラスチックの破片ようなものが 所々に付着していることに気づいた。 赤いものと、ちょっと黒みのかかった白いものがあった。 俺がマジマジと見ていると、 B「何それ?」 といってBはその破片を手にとって眺めた。 途端、 「ひっ」といってそれを床に投げ出した。 その動作につられてAと俺も体がビクってなる。 A「なんなんだよ?」 B「それ、よく見てみろよ」 A「なんだよ?言えよ恐いから!」 B「つ、爪じゃないか?」 瞬間、三人共完全に固まった。 AB俺「・・・」 俺はそのとき、ものすごい恐怖のそばで、何故か冷静にさっきまでの音を思い返してい

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