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パンドラ(禁后)
長編 emoji_events 殿堂入り

パンドラ(禁后)

匿名 2013年1月5日
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き家へ行ったのです。 私達とは違って夜中に家を抜け出し、わざわざハシゴを持参して二階の窓から入ったそうです。 窓から入った部屋には何もなく、やはり期待を裏切られたような感じでガクッとし、隣にある部屋へ行きました。 そこであの鏡台と髪を見て、夜中という事もあり凄まじい恐怖を感じます。 ところが、四人のうちA母はかなり肝が据わっていたようで、 怖がる三人を押し退けて近づいていき、引き出しを開けようとさえしたそうです。 さすがに三人も必死で止め、その場は治まりますが、問題はその後に起こりました。 その部屋を出て恐る恐る階段を降りると、またすぐに恐怖に包まれます。 廊下の先にある鏡台と髪。 この時点で三人はもう帰ろうとしますが、A母が問題を引き起こしてしまいました。 私達の時のD妹のように、引き出しを開け中のものを出したのです。 A母が取り出したのは、一階の鏡台の一段目の引き出しの中の『紫逅』と書かれた紙で、 何枚かの爪も入っていたそうです。 さすがにやばいものではと感じた三人は、A母を無理矢理引っ張り、紙を元に戻して帰ろうとしますが、 じたばたしてるうちに棒から髪が落ちてしまったそうです。 空き家の中で最も異様な雰囲気であるその髪にA母も触れる勇気はなく、四人はそのままにして帰ってきてしまいました。 それから二,三日はそのまま放っておいたらしいですが、親にバレたら…という気持ちがあったので、 元に戻しに行く事になります。 B両親はどうしても都合があわなかったため、A母とE君の二人で行く事になりました。 夜中に抜け出し、ハシゴを使って二階から入ります。 階段を降り、家から持ってきた箸で髪を掴んで何とか棒に戻しました。 「さぁ早く帰ろう」とE君は急かしましたが、 ホッとしたのかA母はE君を怖がらせようと思い、今度は二段目の引き出しを開けたのです。 『紫逅』と書かれた紙と、何本かの歯が入っていました。 あまりの恐怖にE君は取り乱し泣きそうになっていたのですが、 A母はこれを面白がってしまい、E君にだけ中が見えるような態勢で三段目の引き出しを開けたそうです。 E君が引き出しの中を見たのはほんの数秒ほどでした。 「何があった??」とA母が覗き込もうとした瞬間、ガンッ!!と引き出しを閉め、 ぼーっとしたまま動かなくなりました。 A母はE君が仕返しにふざけてるんだと思ったのですが、 何か異常

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