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パンドラ(禁后)
長編 emoji_events 殿堂入り

パンドラ(禁后)

匿名 2013年1月5日
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な空気を感じ、突然怖くなって一人で帰ってしまったのです。 家に着いてすぐに母親に事情を話すと、母親の顔色が変わり異様な事態となりました。 E君の両親などに連絡し、親達がすぐに空き家へ向かいます。 数十分ぐらいして、家で待っていたA母は、親達に抱えられて帰ってきたE君を少しだけ見ました。 何かを頬張っているようで、口元からは長い髪の毛が何本も見えていたそうです。 この後B両親も呼び出され、親も交えて話したそうですが、E君の両親は三人に何も言いませんでした。 ただ、言葉では表せないような表情でずっとA母を睨み付けていたそうです。 この後、三人はあの空き家にまつわる話を聞かされました。 E君の事に関しては、私達に言ったのと全く同じ事を言われたようでした。 そして、E君の家族がどこかへ引っ越していくまでの一ヵ月間ぐらいの間、 毎日A母の家にE君の両親が訪ねてきていたそうです。 この事でA母は精神的に苦しい状態になり、見かねた母親が他県の親戚のところへ預けたのでした。 その後A母やE君がどうしていたのかはわかりませんが、A母が町に戻ってきたのはE君への償いからだそうです。 以上で話は終わりです。 最後に、鏡台の引き出しに入っているものについて。 空き家には一階に八千代の鏡台、二階に貴子の鏡台があります。 八千代の鏡台には、一段目は爪、二段目は歯が、隠し名を書いた紙と一緒に入っています。 貴子の鏡台は、一,二段目とも隠し名を書いた紙だけです。 八千代が『紫逅』、貴子が『禁后』です。 そして問題の三段目の引き出しですが、中に入っているのは手首だそうです。 八千代の鏡台には八千代の右手と貴子の左手、貴子の鏡台には貴子の右手と八千代の左手が、 指を絡めあった状態で入っているそうです。 もちろん、今現在どんな状態になっているのかはわかりませんが。 D子とE君はそれを見てしまい、異常をきたしてしまいました。 厳密に言うと、隠し名と合わせて見てしまったのがいけなかったという事でした。 『紫逅』は八千代の母が、『禁后』は八千代が実際に書いたものであり、 三段目の引き出しの内側には、それぞれの読み方がびっしりと書かれているそうです。 空き家は今もありますが、今の子供達にはほとんど知られていないようです。 娯楽や誘惑が多い今では、あまり目につく存在ではないのかも知れません。 地域に関し

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